日本語の可能形(Potential Form)の作り方や文法・用法を解説!
英語の”can”や”able to”にあたる、「可能形(Potential Form)」は日本語でどのように表現すればよいのでしょうか?この記事では、日本語の可能形(Potential Form)について、作り方、文法、および用法を、外国人の方に向けて分かりやすく解説します。
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日本語の可能形(Potential Form)の文法的なルール
日本語の可能形(Potential Form)のルールは、英語とは少し違う部分があるので注意が必要です。
英語の可能形は、動詞の前に”can”や”able to”をつければOKで、動詞自体は変化しません。一方で日本語の可能形は、動詞を変化させることで表現します。メインとなる変化は「~る」を「~られる」に変えるパターンと、「~う(u)」を「~える(eru)」に変えるパターンの2つです。ただし、「する」と「来る」だけはこのパターンに当てはまらず、それぞれ「できる」「来られる」という例外的な変化をします。
さらに、動詞自体は変化せず、動詞の後に「~ことができる」をつけるをつける方法もあります。動詞を変化させる方法と後ろに「~ことができる」をつける方法は、基本的にはどちらも同じ意味になります。
【日本語の可能形のルール】
- 「~る」を「~られる」に変える
- 「~う(u)」を「~える(eru)」に変える
- 「する」と「来る」だけは例外
- 後ろに「~ことができる」をつける
日本語の可能形(Potential Form)の4種類の作り方
日本語の可能形をマスターするための4つの作り方を紹介します。これらの方法は、あらゆる動詞に可能形を適用するためのポイントとなります。
1.「~る」を「~られる」に変えるパターン
「る」で終わる動詞は、可能形を作るために「られる」に変化します。
例えば、「食べる」は「食べられる」に、「見る」は「見られる」になり、この変化は動詞が何かをする能力があることを示します。
英語 | 基本形 | 可能形 |
eat | 食べる(taberu) | 食べられる(taberareru) |
see, look, watch | 見る(miru) | 見られる(mirareru) |
wear, put on | 着る(kiru) | 着られる(kirareru) |
sleep | 寝る(neru) | 寝られる(nerareru) |
「~られる」を使った例文
「富士山を見る(We watch Mt.Fuji.)」を可能形にするには、「見る」を「見られる」に変えて、「富士山を見られる(We can watch Mt.Fuji.)」となります。
「おいしい料理を食べる(We eat delicious foods.)」を可能形にする場合も同じように、「食べる」を「食べられる」に変えて、「おいしい料理を食べられる(We can eat delicious foods.)」となります。
例文 | ローマ字 | 英語 |
富士山を見られる | Fujisan ga mirareru | We can watch Mt.Fuji. |
おいしい料理を食べられる | oishii ryouri wo taberareru | We can eat delicious foods. |
「ら抜き言葉」もよく使われる
「ら抜き言葉」とは、「食べられる」や「見られる」の「ら」を抜いて、「食べれる」「見れる」とする可能形の表現です。ら抜き言葉は文法として正確ではありませんが、日常生活で日本人がよく使います。
2.「~う」を「~える」に変えるパターン
最後が「ウ段で終わる(ローマ字で書くと最後が”u”になる)」動詞は、「う(u)」の部分を「える(eru)」に変えて可能形を作ります。
例えば、「話す(hanasu)」は最後の”u”を”eru”に変えて、「話せる(hanaseru)」となり、「書く(kaku)」は「書ける(kakeru)」に変わります。この方法は、「う」で終わる多くの動詞に適用され、日本語の表現力を豊かにします。
英語 | 基本形 | 可能形 |
talk, speak | 話す(hanasu) | 話せる(hanaseru) |
write | 書く(kaku) | 書ける(kakeru) |
drink | 飲む(nomu) | 飲める(nomeru) |
take | 取る(toru) | 取れる(toreru) |
「~える」を使った例文
「私は日本語を話す(I speak Japanese.)」を可能形にする場合は、「話す」を「話せる」に変えて、「私は日本語を話せる(I can speak Japanese.)」となります。「私は漢字を書く(I write Kanji.)」も同じように、「書く」を「書ける」に変えて、「私は漢字を書ける(I can write Kanji.)」とすれば可能形になります。
例文 | ローマ字 | 英語 |
私は日本語を話せる | watashi wa nihongo wo hanaseru | I can speak Japanese. |
私は漢字を書ける | watashi wa kanji wo kakeru | I can write Kanji. |
3.【例外】「する」と「来る」の可能形
基本的に全ての動詞は前節までで解説した2つの方法で可能形にできますが、「する(do)」と「来る(come)」だけは例外です。それぞれ「できる」と「来られる」(または口語的には「来れる」)。「来られる」に変わります。これらの例外は特に注意が必要で、日本語の柔軟性を示す例です。
英語 | 基本形 | 可能形 |
do | する(suru) | できる(dekiru) |
come | 来る(kuru) | 来られる(korareru) |
4. 後ろに「~ことができる」をつけるパターン
動詞は変化させる以外に、動詞の後ろに「ことができる」を付け加えることによって、能力や可能性を示します。「ことができる」をつける場合、動詞は変化しません。
例えば、「食べる」は「食べることができる」とすれば、「食べられる」と同じ意味になります。同様に、「話す」「する」なども「話すことができる」「することができる」とすれば、それぞれ「話せる」「できる」と同じ意味になります。
この表現はよりフォーマルな文脈や書き言葉で好んで使用され、幅広い動詞に対応できる汎用性を持っています。
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まとめ
この記事では、日本語の可能形(Potential Form)の基本的な作り方とその用法を解説しました。英語の”can”や”able to”と同じ機能を持つ日本語の可能形は、何かができるかどうかを示すのに使います。主な方法には、「る」動詞を「られる」に変えること、「う」動詞を「える」に変えること、そして「する」と「来る」の特別な変化が含まれます。また、「~ことができる」という表現も、全ての動詞に適用できる便利な方法です。
これらの規則を覚えておくことで、日本語での表現力を格段に向上させることができます。可能形は、日常の会話からフォーマルな文書まで、多岐にわたるシチュエーションで役立ちますので、今回学んだことを活かして、日本語でのコミュニケーションをより豊かにしましょう。
他にも日本語の文法について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
日本語の自動詞と他動詞とは?違いや見分け方を外国人向けに解説
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