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日本の永住権取得と帰化プロセス!難易度・対策から成功ポイントまで

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日本の赤い鳥居

日本での永住権取得や帰化は、確かに課題が多く、困難な挑戦だと思われがちです。しかし、その道のりがどれだけ困難であろうとも、日本という美しい国と深いつながりを築くことへの情熱を追求することは、決して無価値ではありません。

この記事では、日本での永住権と帰化について、その難易度や申請条件、具体的な申請の流れなどを詳しく解説していきます。永住権取得や帰化を目指す外国人の方にとって、有益な情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

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日本における永住権取得の難易度・条件・申請方法

日本で永住権を取得するためには、いくつかの条件を満たし、入国管理局に申請する必要があります。しかし、その審査基準は非常に厳しく、高い日本語能力や安定した収入、日本社会への貢献度などが求められます。ここでは、日本の永住権取得の難易度や条件、具体的な申請方法について詳しく解説します。

(1)日本の永住権取得は難しい!

日本の永住権取得は、外国人にとって大変難しいとされています。永住権を取得するためには、様々な条件を満たす必要があり、また審査も非常に厳格に行われます。実際、永住権の申請者の半数以上が不許可となるケースも珍しくありません。

永住権を取得するためには、様々な要件を満たす必要があります。これらの要件は、日本社会で長く生活し、日本の文化や習慣に適応できる人物かどうかを判断するための基準となっています。

また、永住権の審査では、申請者の日本語能力も重要視されます。日常会話レベルの語学力だけでは不十分で、読み書きを含めた総合的な日本語運用能力が求められます。加えて、申請者の経済的な安定性も審査の対象となります。

このように、日本の永住権取得は言語面でも経済面でも高いハードルが設けられており、その難易度の高さは広く知られています。しかし、諦める必要はありません。条件を着実にクリアしていけば、必ず永住権を手にすることができるはずです。

(2)日本の永住権取得が難しい理由

では、なぜ日本の永住権取得が難しいのでしょうか。その理由は大きく分けて2つあります。

①永住権の取得条件・要件を満たすのが難しい

日本の永住権取得が難しい最大の理由は、取得条件や要件を満たすことの難しさにあります。永住権の取得要件は以下の通りです。

  1. 素行が善良であること
  2. 独立生計を営むに足りる資産または技能を有すること
  3. 申請人の永住が日本国の利益に合うと認められること

これらの条件には非常に厳しい基準が設けられており、例えば、「独立生計を営むに足りる資産または技能を有すること」という条件では、安定した収入源や十分な貯蓄があることが求められます。また、「申請人の永住が日本国の利益に合うと認められること」という条件では、日本社会への貢献度や日本との関わりの深さなどが審査されます。

このように、永住権取得の条件や要件は非常に高いハードルであり、それを満たすことは容易ではありません。自分では条件を満たしていると思っていても、入国管理局の審査では不十分と判断されるケースも少なくないのです。

②永住権取得に必要な申請書や書類を完璧に用意するのが難しい

永住権取得が難しいもう一つの理由は、申請に必要な書類の作成の煩雑さです。永住申請では、永住許可申請書や申請理由書をはじめ、18〜26以上もの書類を収集・作成する必要があります。しかも、これらの書類は全て日本語で作成しなければならず、添付資料に外国語のものがある場合は日本語訳を付ける必要もあります。

また、申請書類の内容には一貫性が求められ、説明不足や矛盾があってはいけません。加えて、必須書類以外にも提出した方が有利になる書類を自分で判断して用意する必要もあります。このように、永住申請に必要な書類を完璧に揃えることは非常に手間と時間がかかる作業なのです。 

特に、永住許可申請書と併せて提出する理由書の作成は、日本に永住したい理由を論理的かつ説得力をもって説明しなければならないため、多くの申請者にとって難しい課題となっています。永住権申請の理由書について、より詳しく知りたい方は以下の記事もご参考ください。
▶︎ 永住権・永住ビザ申請に必要な理由書とは?書き方のコツや注意点も

(3)永住権が不許可になる具体的な理由

では次に、永住権申請が不許可になる具体的なケースを見ていきましょう。主な理由としては以下の3つが挙げられます。

①要取得条件・件を満たしていない段階で申請

先述の通り、永住権取得には厳しい条件や要件が設けられています。これらの条件を満たしていない段階で申請を行っても、当然ながら不許可となってしまいます。不許可となった場合は、条件を満たしてから再申請する必要があります。

②説明不足や以前の申請書と矛盾

申請書類の中身が不十分だったり、以前の申請内容と食い違っていたりした場合も、不許可となる可能性が高いです。入国管理局の審査官は、申請者の提出書類や過去の申請歴をしっかりとチェックしています。説明不足や矛盾を見逃すことはありませんので、注意が必要です。

③申請後に本人の状況変化

永住申請を行ったあとに、申請者の状況が大きく変化してしまった場合も不許可となることがあります。例えば、会社を退職して無職になってしまった場合や、病気やケガで働けなくなってしまった場合などです。申請時点では永住権取得の条件を満たしていたとしても、審査期間中の状況次第では許可が下りない可能性もあるのです。

(4)日本の永住権を取得するメリット

ここまで永住権取得の難しさについて見てきましたが、それでは永住権を取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットとしては以下の4つが挙げられます。

  • 在留期間が無期限になる
  • 在留資格の変更や更新の手続きが不要になる
  • 就労制限がなくなり、職業選択の自由が広がる
  • 住宅ローンなどの各種融資を受けやすくなる

永住権を取得することで、在留資格の制限なく日本で生活できるようになるのは大きなメリットです。一方で、永住権取得には厳しい条件が課せられているのも事実です。 永住権の取得条件やメリット・デメリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
▶︎ 日本の永住権(永住ビザ)の取得条件と取得するメリット・デメリット

(5)帰化と永住権の違いとは?

永住権と混同されやすいものとして「帰化」があります。しかし、この2つは全く異なる概念です。帰化とは、外国人が日本国籍を取得することを指します。一方、永住権とは、外国籍のまま在留期限なく日本に滞在できる権利のことです。

帰化をすれば、選挙権など日本人と同等の権利を得ることができます。その一方で、本国の国籍を失うことになるため、よく考えてから決める必要があります。永住権であれば、日本国籍は取得できませんが、外国籍のまま日本での永住が可能となります。

(6)日本の永住権取得の申請方法・流れ

最後に、永住権取得の具体的な申請方法についても見ておきましょう。永住権の申請は、以下の流れで行います。

  1. 必要書類を準備する
  2. 地方出入国在留管理局に申請書類を提出する
  3. 審査結果が出るまで待つ(審査期間は6ヶ月〜1年程度)
  4. 許可が下りたら、新しい在留カードを受け取る

必要書類の準備には時間がかかりますが、申請前に入念に用意しておくことが大切です。また、審査期間中は気長に待つ必要があります。審査が通れば、これまでとは違う、新しい在留カードを手にすることができるでしょう。

日本における帰化申請の難易度・条件・申請方法

日本で永住を望む外国人にとって、帰化は大きな目標の一つです。しかし、日本の帰化制度は非常に厳格で、申請者には高いハードルが課せられます。ここでは、日本における帰化申請の難易度や条件、具体的な申請方法について詳しく解説します。

(1)日本への帰化の難しさ

日本への帰化が難しいと言われる理由は様々ありますが、大きく分けて申請者の資質と手続きの複雑さが挙げられます。ここでは、なぜ日本への帰化のハードルが高いのか、その背景について見ていきましょう。

①日本への帰化は難しいとされる理由

日本への帰化、すなわち日本国籍の取得は、世界的に見ても難易度が高いと言われていますが、その最大の理由は、帰化の要件が非常に厳しいことにあります。

帰化の要件としては、「住所要件」「能力要件」「素行要件」「生計要件」「喪失要件」「思想要件」「日本語能力」の7つが挙げられます。このうち、特に重視されるのが「素行要件」と「日本語能力」です。

「素行要件」では、申請者が法律を守り、社会的に良好な行動をとっているかどうかが審査されます。「日本語能力」に関しては、日常会話レベルの語学力では不十分で、読み書きを含めた総合的な日本語能力が求められます。

帰化申請者は、これらの要件をすべてクリアしなければならず、該当要件を一つでも満たしていないと判断された場合、帰化は許可されません。

②日本の帰化の厳格さ

日本の帰化審査の厳格さは、諸外国と比べても特に厳しいと言われています。審査では、申請者の生活状況や経済力、思想信条など、非常に多岐にわたる項目がチェックされます。

特に重視されるのが、日本社会への適応度合いです。日本の文化や慣習をどれだけ理解し、受け入れているかが問われ、日本社会に溶け込めていないと判断されれば、帰化は認められません。

また、過去の言動も厳しくチェックされます。たとえ遠い過去のことであっても、日本国民としてふさわしくない行為があれば、帰化は難しくなります。

(2)日本の帰化申請の条件・要件

日本に帰化するには、法律で定められた様々な条件を満たす必要があります。これらの要件は、日本国民としてふさわしい人物であるかどうかを判断するための基準となっています。

①帰化申請の一般的な要件

日本への帰化を申請する際には、以下の7つの要件を満たしていなければなりません。

  1. 引き続き5年以上日本に住所を有すること
  2. 20歳以上で本人に帰化申請の能力があること
  3. 素行が善良であること
  4. 自立して生活できる資産または技能を有すること
  5. 日本の国籍の喪失等に関する法律で日本の国籍を失った日以後、日本の国籍を有したことがないこと
  6. 日本国憲法施行の日以後において、日本の国籍を失ったことがないこと
  7. 日本国民としての意識を有すること

これらの要件は、帰化申請者が日本社会に適応し、日本国民としての義務を果たす意思と能力があるかどうかを確認するためのものです。申請の際は、これら全ての要件を満たしていることを証明する必要があります。

ただし、特別永住者(在日韓国人/在日朝鮮人)や日本人と結婚している方などは、これらの要件が緩和される場合があります。 

②住所要件と能力要件

帰化の要件の中でも、特に重要視されているのが「住所要件」と「能力要件」の2つです。

「住所要件」は、帰化申請前の5年間、継続して日本に住んでいることを求めるものです。この要件は、申請者が日本社会に十分に適応し、日本の生活様式を身につけていることを確認するために設けられています。

ただし、この要件には例外もあります。例えば、日本人の配偶者や、日本に特別な貢献をした人の場合は、住所要件が緩和されることがあります。

一方、「能力要件」は、申請者が成人(20歳以上)であることと、帰化申請の手続きを自らの意思で行える能力があることを求めるものです。

この要件は、帰化申請が申請者の自由意思に基づいて行われることを担保するためのものです。未成年者や、心神喪失状態にある人などは、単独での申請が認められません。

(3)日本の帰化申請の流れ

日本に帰化申請を行う際は、申請書類の準備から審査、許可までの一連の流れを理解しておく必要があり、各段階で求められる書類や手続きが複雑なので時間もかかります。ここでは、帰化申請の具体的なプロセスについて、ステップごとに見ていきましょう。

①帰化申請のステップ

日本に帰化申請を行う際のステップは以下のようになります。

  1. 帰化申請書類の準備(必要書類の収集と記入)
  2. 法務局での事前相談(申請書類の提出前に行うことが望ましい)
  3. 管轄の法務局に申請書類を提出
  4. 法務局による審査(提出書類の確認、職員との面接など)
  5. 審査結果の通知(許可または不許可の決定)
  6. 許可された場合、帰化許可証明書の交付
  7. 帰化者としての戸籍の作成

帰化申請では、まず必要書類を揃える必要があります。書類の種類は申請者の状況によって異なりますが、戸籍謄本や住民票の写しなど、官公庁から取り寄せる必要のある書類も多くあります。

事前相談では、申請書類に不備がないかチェックしてもらうことができます。書類に問題がなければ、管轄の法務局に正式に申請します。その後、法務局の審査を経て、結果が通知されます。

審査にかかる期間は申請者の状況によって異なりますが、通常は6ヶ月〜1年ほどかかると言われています。許可が下りれば、帰化許可証明書が交付され、新しい戸籍が作成されます。

②帰化申請に必要な書類

帰化申請に必要な主な書類は以下の通りです。

  • 帰化許可申請書
  • 理由書
  • 履歴書
  • 戸籍謄本または抄本
  • 住民票の写し
  • 外国人登録証明書または在留カードの写し
  • 日本語能力を証明する文書
  • 健康診断書
  • 職業及び収入を証明する文書
  • 納税証明書

このうち、帰化許可申請書と理由書は申請者本人が日本語で記入する必要があります。理由書では、日本に帰化したい理由を具体的かつ詳細に書く必要があります。

履歴書は、生まれてから現在に至るまでの学歴・職歴を年代順に記載します。外国籍の家族がいる場合は、その家族の国籍も記載しなければなりません。

日本語能力を証明する文書としては、日本語能力試験の合格証明書や、日本語教育機関の修了証明書などが該当します。

(4)日本の帰化申請の難易度

ここでは、なぜ日本の帰化申請が難しいのか、その理由と、申請を成功させるためのポイントについて考えていきます。

①帰化申請は難しいのか

ここまで見てきた通り、日本の帰化申請は非常に複雑で時間のかかるプロセスです。書類の準備だけでも膨大な手間がかかりますし、審査も厳格に行われます。

しかし、だからといって帰化が不可能というわけではありません。あくまでもハードルが高いだけであって、要件を満たし適切に申請すれば、必ず許可を得ることができます。

2023年の統計によれば、帰化許可申請者数が9,836人のうち、8,800人の外国人が日本への帰化を果たしています。帰化許可率は約89.5%なので、帰化申請者の約10人に1人は、申請が認められないということです。

帰化の難易度は申請者の状況によっても異なり、たとえば日本人と結婚している外国人の場合は、独身者と比べて帰化が有利に進む傾向にあります。また、日本に長く滞在し、日本語能力や社会への適応度が高い人ほど、審査はスムーズに進むと言われています。

参考:帰化許可申請者数、帰化許可者数及び帰化不許可者数の推移|法務省

②帰化申請の成功のためのポイント

では、帰化申請を成功させるには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。ポイントは以下の4つです。

  1. 帰化の要件を満たすよう、普段の生活から意識する
  2. 申請書類は漏れのないよう慎重に準備する
  3. 日本語能力は申請前からしっかり磨いておく
  4. 審査では誠実に対応し、帰化への熱意を示す

このうち特に重要なのが、普段の生活から帰化の要件を意識することです。要件を満たしているかどうかは、申請時の書類だけでなく、実際の生活ぶりも審査されます。

たとえば、「素行要件」を満たすためには、単に犯罪を犯さないだけでなく、近所付き合いなども良好にしておく必要があります。「日本語要件」についても、日頃から日本語を使う環境を作っておくことが大切です。

また、申請書類の準備では、「もれなく」「正確に」記入することが何より重要です。審査で指摘を受けるようでは、帰化への熱意が足りないと判断されてしまいます。

帰化申請は簡単なものではありませんが、事前の準備を綿密に行えば、必ず成功できるはずです。帰化を目指す外国人の方は、これらのポイントを押さえて、万全の態勢で臨んでください。 た

だし、帰化申請の準備には多くの時間と労力がかかるだけでなく、申請には各種手数料がかかるほか、申請書類の作成を行政書士に依頼する場合は、別途報酬が発生します。 帰化申請の費用については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
▶︎ 日本の帰化申請にかかる費用!手数料や行政書士への代行報酬など内訳を解説

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まとめ

いかがでしょうか。日本での永住権取得も帰化も、確かにハードルの高い挑戦ではあります。しかし、諦める必要はありません。

大切なのは、その難しさを理解した上で、着実に準備を進めていくことです。条件や必要書類をしっかり把握し、審査に臨む。その努力を重ねることで、必ずや道は開けるはずです。

日本で暮らし、日本と深い絆を持ちたい。それは多くの外国人の方が抱く切なる願いだと思います。その願いを叶えるために、あなたが一歩踏み出す勇気を、心から応援しています。

この記事があなたの永住権取得や帰化への一助となれば幸いです。ぜひ前を向いて、あきらめずに挑戦し続けてください。応援しています!

日本国籍の取得を目指す方には、帰化のメリットや具体的な手続きについてより詳しく解説した以下の記事もおすすめです。
▶︎ 帰化して日本国籍を取得するメリット!条件や手続き、永住権についても


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