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日本の駄洒落(Dajare)は言葉遊び!皆んなで楽しめる駄洒落やおやじギャグをご紹介

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駄洒落を聞いて笑っている男女

日本には「駄洒落(Dajare)」(その読み方はカタカナで「ダジャレ」と表されます)という独特な言葉遊びがあります。これは、言葉の響きを利用したジョークであり、日本文化の一つともいえます。日本文化に興味がある外国人の方にとって、駄洒落は面白く、また学びがいのあるトピックです。さらに、駄洒落を理解することは、日本語の読み方や意味、同音異義語の理解を深めるのに役立ちます

そこで今回は、日本の駄洒落(Dajare)について詳しくご紹介します。日本の駄洒落の特徴や、海外の駄洒落、さらには駄洒落の作り方のコツもまとめました。日本の駄洒落を知ることで、日本人との会話をより楽しいものにしてみませんか。

また、駄洒落を楽しむことは、日本語の多彩な表現を探求する第一歩に過ぎません。スラングを含む、さらに幅広い言葉遊びに興味がある方は、下記の記事もチェックしてみてください!
▶︎ 外国人にも知ってほしい!日本のスラングの楽しい使い方

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日本の駄洒落(Dajare)とは? 

まず日本の駄洒落について説明します。

駄洒落(Dajare)の始まりとその使い方

日本の駄洒落は、同じ音あるいは似たような言葉を並べることで、意外性のある面白さを生み出す言葉遊びです。最も流行したのは江戸時代であるとされ、文化的な背景に深く根ざしています。センスのあるものを「洒落(share)」と呼び、そうでないものを「駄洒落(dashare)」と区別してきました。

駄洒落の魅力は、子供でも大人でも、年齢を問わず誰でも簡単に思いつき、楽しめることです。普段の会話に駄洒落を取り入れることで、堅苦しい雰囲気を和やかにすることができるでしょう。

また「銭湯(sentō)」と「先頭(sentō)」、「以上(ijō)」と「異常(ijō)」など、発音が同じで意味の異なる「同音異義語」を学ぶとより駄洒落を理解しやすくなります。

日本の駄洒落(Dajare)はおやじギャグ?

日本では、駄洒落はしばしば「おやじギャグ(oyajigyagu)」と呼ばれることがあります。これは、一般に中高年の男性が好んで言う駄洒落を指しており、面白いものから全く笑えないものまで様々です。

例えば、「トイレにいっといれ」や「土管がどっかーん」などが、その典型例です。面白くない駄洒落を言ったとしても、「おやじギャグだ」「寒い」と言われることはありますが、駄洒落の精神としては、積極的に使う価値があると言えるでしょう。

  1. 「トイレにいっといれ」
    • ローマ字: “Toire ni ittoire”
    • 説明: このギャグは、「トイレに行っておいで」(Toire ni itte oide)という一般的な表現を、「トイレ」(Toire)という単語を重ねて面白くしたものです。”ittoire”は「行っておいで」を短縮しており、”Toire”(トイレ)と響きが似ているため、言葉遊びとして成立しています。
  2. 「土管がどっかーん」
    • ローマ字: “Dokan ga dokkaan”
    • 説明: このギャグは、音の模倣と言葉の遊びに基づいています。「土管」(Dokan)という言葉と、大きな音を表す擬音語「どっかーん」(dokkaan)を組み合わせることで、土管が大きな音を立てて爆発する様子を面白おかしく表現しています。ここでのポイントは、”Dokan”と”dokkaan”の音の響きが似ていることを利用した点です。

海外にも駄洒落(Dajare)はある?

海外においても、言葉遊びを楽しむ文化は存在し、特に英語圏では「pun」と「dad joke」が、それぞれ日本の駄洒落やおやじギャグに相当します。これらはユーモアに富んだ会話の一部として広く楽しまれており、言葉の音の響きを利用したジョークが特徴的です。またあまり面白くないジョークを「Dad Joke」と呼ぶことがあります。

日本の駄洒落≒英語圏で言うところの「pun」

英語の「pun」は、言葉の響きの類似性や二重の意味を利用した言葉遊びで、日本の駄洒落と同様に、聞き手に驚きや笑いをもたらします。

例えば、”What do you call a Mexican who has lost his car? Carlos!” では、”Carlos”を「Car-less」(車がない)と聞こえるように遊んでいます。

このように、punは同じ音や母音を持つ言葉を繰り返すことでユーモアを生み出しているのです。

【例】
・This record costs $900. How expensive it must be a record.
ここでは「record」が二重の意味で使われています(音楽のレコードと、高額な価格の記録としての「記録」)。この言葉遊びがユーモアを生み出します。

・Why are cats bad storytellers? Because they have only one tale.
「tale」と「tail」の同音異義語を利用しています。「物語(tale)」と「尻尾(tail)」の掛け言葉です。

日本のおやじギャグ≒英語圏で言うところの「Dad Joke」

「Dad Joke」は、そのシンプルさと予測可能なパンチの効いたセリフで、時には面白くないと感じられがちですが、日本のおやじギャグによく似ています。これらのジョークは、特に家庭内で親が子どもや他の家族メンバーに対して話す際に使われることが多く、誰にでも理解しやすい親しみやすいユーモアの形です。

例えば、”What do you get when you cross a snowman and a vampire? Frostbite.” では、「Frostbite」(凍傷)を、雪だるま(寒さを象徴)と吸血鬼(噛むことを象徴)の掛け合わせとして利用しています。

【例】
・I used to play piano by ear, but now I use my hands.
このジョークでは、「by ear」(耳で)を文字通りに解釈することで生じる滑稽さが笑いを誘います。

・Why can’t you give Elsa a balloon? Because she will let it go.
ここでは、「let it go」を、Elsa(『アナと雪の女王』のキャラクター)の歌のタイトルと、文字通りの「風船を手放す」行為の両方の意味で使っている二重の意味がユーモアです。

Dad Jokesはその単純さで知られ、時には「寒い」と受け取られることもありますが、その気軽さが家族間での楽しいやり取りを生み出す面で、多くの人々に愛されています。日本の「おやじギャグ」と「Dad Joke」が似たような受け止め方をされるのは、日本の駄洒落との共通点といえるでしょう。

日本語の面白い駄洒落(Dajare)を紹介!

ここで日本の面白い駄洒落を解説しながらご紹介します。

・宝があったから (Takara ga atta kara)
→「宝」の読み方は「たから」(Takara)です。ここでは、「あったから」(atta kara)というフレーズと「たから」(Takara)を掛け合わせています。

・梨は無し (Nashi wa nashi)
→「梨」と「無し」は読み方が同じ「なし」(Nashi)です。このダジャレは、「梨がある」ことと「何もない(無し)」という意味を掛け合わせています。

・鯖をさばく (Saba wo sabaku)
→「鯖」の読み方は「さば」(Saba)です。「鯖をさばく」とは、文字通りには「鯖(さば)を調理する」という意味ですが、魚の名前と動作をかけた言葉遊びになっています。

・忍者は何人じゃ? (Ninja wa nannin ja?)
→「忍者」の読み方は「にんじゃ」(Ninja)です。このダジャレは、「忍者は何人(なんにん)じゃ?」と尋ねることと、「忍者(にんじゃ)」という言葉を掛け合わせています。言葉の響きが似ていることを利用した言葉遊びです。

・鱒を釣ります (Masu o tsurimasu)
→「鱒」の読み方は「ます」(Masu)です。ここでは、鱒(ます)を釣る(つる)という行為と、「ます」(Masu)を繰り返しています。魚の名前とその活動を掛けた言葉遊びです。

・このカッター買ってよかったー (Kono kattaa katte yokatta-)
→「カッター」の読み方は「かったー」(Kattaa)です。「このカッター買ってよかった」とは、このカッターを買って良かったという意味ですが、カッター(かったー)と買って(かって)を響きが似ていることからの言葉遊びです。

・イカはいかん! (Ika wa ikan!)
→「イカ」の読み方は「いか」(Ika)です。「いかん」とは「ダメだ」や「いけない」という意味ですが、ここでは「イカ」を使って「いかん」と言う言葉遊びをしています。イカ(いか)がいけない(いかん)、というダブルミーニングになります。

・イルカはいるか? (Iruka wa iru ka?)
→「イルカ」の読み方は「いるか」(Iruka)です。「いるか?」と尋ねることと、「イルカ」(Iruka)という言葉を掛け合わせています。こちらも響きが似ていることを利用した言葉遊びです。

・電話にでんわ (Denwa ni denwa)
→「電話」の読み方は「でんわ」(Denwa)です。「電話に電話」という意味ですが、ここでは電話(でんわ)という言葉を繰り返しています。同じ言葉を使った言葉遊びです。

・床屋はどこや? (Tokoya wa doko ya?)
→「床屋」の読み方は「とこや」(Tokoya)です。「どこや?」と尋ねることと「とこや」(Tokoya)という言葉を掛け合わせています。場所を尋ねる表現と響きが似ていることからの言葉遊びです。

・迷子の舞妓 (Maigo no maiko)
→「迷子」は「まいご」(Maigo)と読み、「舞妓」は「まいこ」(Maiko)と読みます。迷子(まいご)と舞妓(まいこ)の響きが似ていることを利用した言葉遊びです。

・コーディネートはこうでねえと! (Coordinate wa kou de nee to!)
→「コーディネート」の読み方は「こーでぃねーと」(Coordinate)です。このダジャレは、「こうでないと」(正しく組み合わせなければならない)というフレーズと「コーディネート」を掛け合わせています。服装の組み合わせに関する言葉遊びです。

駄洒落(Dajare)の作り方のコツ

ここで、駄洒落の作り方のコツをお伝えします。ポイントを押さえ、ゲーム感覚で面白い駄洒落を作ってみましょう。

読み方が同じで意味の異なる言葉を2回使う

「雨」と「飴」(Ame)、「位置」と「一」(Ichi)など、読み方が同じでも意味が異なる言葉を使います。

【例】
・二時の虹 (Niji no niji)
「にじ」は「虹」と「2時」のどちらの意味もあります。「二時の虹」は、時間と虹を掛け合わせています。

・イクラは幾ら? (Ikura wa ikura?)
「いくら」は「salmon roe」と「幾ら?」のどちらの意味もあります。これは、イクラの値段を尋ねているという駄洒落です。

・この漢字はいい感じ (Kono kanji wa ii kanji)
「かんじ」は「漢字」と「感じ」のどちらの意味もあります。このフレーズは、漢字と感じの良い感覚を掛け合わせています。

読み方が似ている言葉を2回使う

「みかん(Mikan)」と「アルミ缶(Arummikan)」、「あさり(Asari)」と「あっさり(Assari)」など、読み方が似ている言葉を繰り返します。

【例】
・あっさりしたあさり (Assari shita asari)
「あさり」と「あっさり」は、同じ読み方を持つ言葉です。このフレーズは、あさりの味があっさりしているという意味です。

・スキーが好き (Sukii ga suki)
「スキー」と「好き」は、同じ読み方を持つ言葉です。これは、スキーを好きだということを表現しています。

・禿げた人を励ました (Hageta hito o hagemashita)
「禿げた」と「励ます」は、同じ読み方を持つ言葉です。このフレーズは、禿げた人を元気づけるという意味です。

日本語と英語を組み合わせる

「帽子」と「ハット」、「とうもろこし」と「コーン」など、日本語と英語を組み合わせます。

【例】
・帽子が飛ばされてハッとした (Boushi ga tobasa rete hatto shita)
「帽子」と英語の「hat」を組み合わせ、帽子が飛ばされた時の驚きを表現しています。

・とうもろこしがコーンにたくさん! (Toumorokoshi ga coon ni takusan!)
「とうもろこし」を英語の「corn」と組み合わせ、とうもろこし(コーン)がたくさんある様子を楽しく表現しています。

・キッチンをきちんと掃除する (Kitchen wo kichinto souji suru)
「キッチン」を「きちんと」と掛けて、キッチンをきちんと掃除するという日常的な行為を言葉遊びにしています。

方言を使う

「~じゃ」「~けん」などの方言を使って、地域色豊かな駄洒落を作りましょう。

【例】
・もんじゃはこうやって食べるもんじゃ (Monja wa kou yatte taberu monja)
「もんじゃ」を方言の表現「もんじゃ」(ものではないか、という意味)と掛けて、もんじゃ焼きはこのように食べるべきだという提案を楽しく表現しています。

・君の意見にはついていけん (Kimi no iken niwa tsuite iken)
「ついていけん」を方言での否定表現「ついていけない」(同意できない、理解できない)と掛けて、あなたの意見には賛同できないという立場を表現しています。

相手のレベルに合わせる

相手が理解できる言葉を選んで、駄洒落を使いましょう。専門用語を使うと、相手に理解されにくいことがあります。

駄洒落(Dajare)を使って楽しく日本語学習!

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    まとめ

    今回は、日本の駄洒落についてご紹介しました。日本の駄洒落は、世代を問わず楽しめる古典的な言葉遊びです。日本語の駄洒落を使えば、日本人との会話をより明るく楽しくできるでしょう。そのためには、日本語の読み方や意味の学習が重要です。

    ぜひ、これらのコツを活かして、あなた自身のオリジナル駄洒落を作ってみてください。


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