日本の銀行口座開設手続きのやり方は?必要なものや人気の銀行を紹介
日本に引っ越してきた外国人の方の中には、日本の銀行口座の開設方法が分からず、戸惑う人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、日本の銀行口座の開設に必要なものから、手続きの流れ、おすすめの銀行まで、詳しく解説します。口座開設に必要な書類や注意点を把握して、スムーズに手続きを進めましょう。
また、普段使いにおすすめの銀行として、大手銀行や英語対応可能な銀行、ネットバンクを比較してご紹介します。
さらに記事の後半では、口座開設の際に知っておくと便利な日本語表現も取り上げています。金融機関特有の言葉が多いので、事前にチェックしておくと安心ですよ。
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日本の銀行の口座開設に必要なものとは?
日本で銀行口座を開設する際に必要な書類や情報についてご紹介します。
- 印鑑(銀行によっては署名でも可)
- 本人確認書類(在留カード、運転免許証など)
- 在留期間が90日以上あることを証明する書類(在留カードや住民票の写しなど)※外国人の場合
- 初回入金額(金融機関によって異なる、1,000円程度が一般的)
まず、印鑑が必要不可欠です。銀行によっては、印鑑の代わりに署名でも口座開設が可能な場合があります。次に、在留カードや運転免許証などの本人確認書類が必要です。パスポートだけでは不十分な場合が多いので注意が必要です。
また、口座開設自体に手数料はかかりませんが、金融機関によっては口座開設時に初回の入金を求められる場合があります。初回入金額は銀行ごとに異なりますが、1,000円程度が一般的です。
外国人の方が日本の銀行口座を開設する際は、上記の必要書類に加えて、在留期間が90日以上あることを証明する書類(在留カードや住民票の写しなど)の提示が求められる場合があります。外国人の方が銀行口座を開設する際の詳細な条件や必要書類については、「外国人が銀行口座を開設する条件や必要な書類、おすすめの銀行を解説」をご覧ください。
必要書類を揃えたら、口座開設を希望する銀行の最寄りの支店を訪れましょう。平日の午前中が比較的空いていておすすめです。支店の窓口で、口座開設の希望を伝え、必要事項を記入します。その際、使用言語を日本語か英語かを選べる銀行もあります。英語対応可能な銀行については、後ほど詳しくご紹介します。
銀行の口座開設の手続きの流れ
続いて、銀行口座開設の具体的な手続きの流れについてご説明します。
- 支店訪問
- 口座開設を希望する銀行の最寄りの支店に行く
- 受付で口座開設の旨を伝え、申込用紙を受け取る
- 申込用紙の記入
- 申込用紙に必要事項を記入
- 本人確認書類と印鑑(または署名)を提出
- 書類の確認
- 銀行の担当者が記入内容と提出書類を確認
- 口座開設の完了
- 問題がなければ、その場で口座開設が完了
- キャッシュカードは後日郵送(1〜2週間)またはその場で受け取る
- インターネットバンキングの申し込み
- その場でインターネットバンキングの申し込みも可能
まず、口座開設を希望する銀行の最寄りの支店に行きます。受付で口座開設の旨を伝え、申込用紙を受け取ります。申込用紙に必要事項を記入し、本人確認書類と印鑑(または署名)を提出します。
記入内容に不備がないか、提出書類に問題がないかを銀行の担当者が確認します。問題がなければ、その場で口座開設が完了です。キャッシュカードは後日郵送される場合が多いですが、その場で受け取れる銀行もあります。後日郵送の場合は1〜2週間かかりますので、覚えておきましょう。
また、インターネットバンキングの申し込みもその場で行えます。インターネットバンキングを利用すれば、ATMに行かなくても振込や残高確認などの取引が可能です。利便性が高いので、ぜひ申し込んでおくことをおすすめします。
もし既に口座を持っている場合は、来店せずにオンラインでインターネットバンキングの申し込みができる銀行も多いです。口座開設時に申し込む必要はなく、後からでも手続きができます。
さらに、最近ではアプリやオンラインで完結する口座開設サービスを提供する銀行も増えてきました。来店不要で、スマートフォンやパソコンから必要事項を入力し、本人確認書類を撮影またはアップロードすれば、口座開設が完了します。
もし英語での対応を希望する場合は、英語が話せるスタッフのいる支店を選ぶと安心です。
銀行の営業時間
日本の銀行の営業時間は、平日(月曜日から金曜日まで)の午前9時から午後3時までが一般的です。土曜日、日曜日、祝日は休業日となります。ただし、店舗によって営業時間が異なる場合があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
都市部の一部の支店では、平日の午後5時まで営業しているところもあります。また、ATMの営業時間は店舗よりも長く、平日は午前8時から午後9時まで、土日祝日は午前9時から午後7時まで利用可能な場合が多いです。
ネットバンクの場合は、インターネット上で24時間365日取引ができます。
口座開設をする場合は、平日の午前中に手続きを行うのがおすすめです。午後は混雑することが多く、手続きに時間がかかる可能性があります。
普段使いにおすすめの人気銀行
日本には多くの銀行がありますが、その中でも普段使いにおすすめの人気銀行をご紹介します。大手銀行、外国人におすすめの英語対応可能な銀行、ネットバンクの3つのカテゴリーに分けてご説明します。
(1)大手の銀行
日本の大手銀行は、店舗数が多く利便性が高いのが特徴です。ATMも全国に設置されているので、どこにいても簡単にお金を引き出せます。以下は、普段使いにおすすめの大手銀行です。
- 三菱UFJ銀行:日本最大の銀行で、全国に広い店舗網を持っています。印鑑レス口座というサービスがあり、口座開設の際に印鑑が不要です。
- 三井住友銀行:全国に多くの店舗とATMを持つメガバンクです。外国人向けのサービスが充実しており、多言語対応の口座開設が可能です。
- みずほ銀行:東京を中心に店舗数が多い大手銀行です。みずほダイレクトというインターネットバンキングサービスが便利です。
- ゆうちょ銀行:日本郵政グループの一員で、郵便局と提携しているため、ATMの数が多いのが特徴です。また、他行のATMを利用する際の手数料が安いのもメリットです。
大手銀行は信頼性が高く、セキュリティ面でも安心です。また、全国どこでも同じサービスを受けられるのが魅力です。ただし、手数料が高めなのがデメリットと言えます。
(2)外国人におすすめの銀行(英語が話せる銀行)
日本語に不安のある外国人の方には、英語対応可能な銀行がおすすめです。以下は、英語でのサービスが充実している銀行です。
- 新生銀行:WEBサイトやアプリが英語に対応しており、口座開設もオンラインで完結できます。
- 住信SBIネット銀行:インターネット専業銀行ですが、外国人向けのサービスが充実しています。口座開設は英語でも可能で、WEBサイトやアプリも英語に対応しています。
英語対応可能な銀行は、言語面でのハードルが低いので、日本語に不安のある方におすすめです。ただし、店舗数は大手銀行と比べると少ないので、注意が必要です。
(3)ネットバンク
店舗を持たずにインターネット上で取引を行うネットバンクは、手数料が安いのが魅力です。以下は、普段使いにおすすめのネットバンクです。
- 楽天銀行:インターネット専業銀行の草分け的存在で、楽天グループのサービスと連携できるのが便利です。楽天カードユーザーは、ATM手数料が無料になります。
- PayPay銀行:完全オンラインでの口座管理が可能で、振込手数料が安いです。PayPayアプリと連携し、簡単な送金や支払いができます。
- GMOあおぞらネット銀行:スマートフォンアプリで便利に取引が可能です。Webサイトは日本語のほか、英語、中国語、ベトナム語、ビルマ語(ミャンマー後)、インドネシア語に対応しています。
ネットバンクは、24時間365日好きな時に取引ができるのが最大のメリットです。また、大手銀行と比べると手数料が安いので、費用を抑えたい方におすすめです。
普段使いの銀行選びで迷ったら、大手銀行、英語対応可能な銀行、ネットバンクのメリット・デメリットを比較し、自分のライフスタイルに合った銀行を選ぶのがおすすめです。
口座開設の際に知っておくと便利な日本語5選
銀行口座の開設時や利用時に知っておくと便利な日本語を5つご紹介します。金融機関特有の言葉が多いので、事前に理解しておくと役立ちます。
(1)お引き出し
「お引き出し」は、銀行口座からお金を引き出すことを意味します。ATMの画面や通帳には「お引き出し」と表示されます。
(2)お預け入れ
「お預け入れ」は、銀行口座にお金を預けることを意味します。こちらもATMの画面や通帳に表示される言葉です。
(3)振込と送金
「振込」と「送金」はどちらも、自分の口座から他の人の口座にお金を移動させることを意味します。
「振込」は主に国内の口座間でのお金の移動に使われ、銀行窓口、ATM、インターネットバンキングから行えます。手数料がかかる場合が多いです。
「送金」は国内外を問わずお金を移動させる際に使われ、「振込」よりも広い意味を持ちます。銀行を介さない方法(Paypalや電子マネーなど)も含まれます。
外国人の方が日本国内で銀行取引をする際は、主に「振込」という言葉を使います。海外の口座に送金する場合は、国際送金の手続きが必要で、手数料や為替レートなどを確認する必要があります。
日本の銀行ATMやコンビニATMから他の銀行へ送金・振込する具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎ 日本の銀行ATM・コンビニATMから他の銀行へ送金・振込する方法
(4)口座名義
「口座名義」は、銀行口座の所有者を示す名前のことです。口座開設時に、本人確認書類に基づいて正確に登録する必要があります。
(5)通帳記入
「通帳記入」は、通帳に取引履歴を印字することを意味します。銀行窓口やATMで通帳を更新する際に使われる言葉です。最近は通帳を発行しない口座も増えてきましたが、通帳がある場合は定期的に記入するのがおすすめです。
口座開設時は緊張するものですが、これらの言葉を覚えておけば、スムーズに手続きを進められるでしょう。
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まとめ
今回は、日本の銀行口座の開設方法や必要なものについて詳しくご説明しました。外国人の方が口座を開設する際は、在留カードや印鑑などの必要書類を事前に用意しておくことが大切です。また、英語対応可能な銀行を選べば、言語面での不安を解消できるでしょう。
普段使いの銀行は、手数料の安さ、ATMの利便性、店舗の多さなど、自分のニーズに合ったものを選ぶのがおすすめです。大手銀行、英語対応可能な銀行、ネットバンクにはそれぞれメリット・デメリットがあるので、よく比較して決めましょう。
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