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日本の伝統衣装である着物(和服)の種類-男女別に解説

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着物を着て歩いているカップルの後ろ姿

日本の伝統衣装である着物(和服)は、世界中に多くのファンがいます。最近では日常的に着物を着る人は少なくなりましたが、現在も日本人にとって大切な伝統文化として受け継がれています。

海外からの観光客の中にも、日本滞在中に着物を体験する人が増えてきました。外国人が着る着物姿もまた、普段とは違った新鮮で美しい印象を与えてくれます。

この記事では、外国人の皆さんにも楽しんでいただきたい、美しく奥深い和服の世界をご紹介します。

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女性の着物の代表的な種類

まずは、女性の着物の代表的な種類から見ていきましょう。

1. 振袖(ふりそで)

振袖は、未婚女性の第一礼服とされています。特徴的なのは、袖下の部分が長く垂れていることです。一目見ただけで振袖だとわかるでしょう。

色や柄も鮮やかで華やかなものが多く、若い女性の美しさを引き立てます。成人式や結婚式など、晴れの舞台で着用されることが多い着物です。

2. 留袖(とめそで)

一方、留袖は既婚女性の礼服の中で最も格式の高い着物とされています。昼夜を問わず着用できるのが特徴です。

留袖には、黒地に柄の入った黒留袖と、色鮮やかな柄の入った色留袖の2種類があります。黒留袖は親族の結婚式など、より改まった席で着用されます。

3. 訪問着(ほうもんぎ)

訪問着は、留袖に次ぐ格式の高い女性の正装です。未婚女性でも既婚女性でも着用できるのが特徴です。

親族以外の結婚式への出席や茶会、パーティーなど、華やかな行事の際に着用されます。訪問着は肩や胸などの上半身にも柄が入っているのに対し、留袖は裾部分にのみ柄が入っているので、見分けがつきやすいですね。

4. 小紋(こもん)

小紋は、着物全体に細かい模様が入っているのが特徴です。模様の向きに決まりはなく、上下どちらの方向でも構いません。

小紋は普段着としても着用できるため、気軽に和服を楽しみたい時におすすめの着物です。カジュアルなイメージが強いですが、柄の種類によっては、ややフォーマルな席にも対応できます。

5. 打掛(うちかけ)

打掛は花嫁衣装の一つで、白無垢(しろむく)とともに代表的な婚礼着として知られています。

白無垢が白一色の上品なデザインであるのに対し、打掛は色鮮やかで豪華絢爛な柄が特徴的です。打掛を着た花嫁姿は、一生に一度の晴れ姿としてふさわしい、格別に美しいものです。

男性の着物

次は、男性の着物の代表的な種類を見ていきましょう。

1. 紋付き羽織袴(もんつき はおりはかま)

紋付き羽織袴は、江戸時代には武士の礼服でしたが、現代では男性の第一礼装とされています。結婚式で新郎が着用するのが一般的ですね。

紋付きの着物に袴を合わせ、上から羽織を着るのが基本的な着こなしです。羽織の背中には家紋が入っているのが特徴的です。袴は行事の格式に合わせて、黒や紋付き、縞柄のものを選びます。

2. 着流し(きながし)

着流しの着物は、袴を合わせずに着る男性の普段着スタイルです。略式の装いのため、カジュアルな和服として気軽に着こなせます。

上から羽織を羽織ると、よりフォーマルな印象になります。羽織の有無で、TPOに合わせた着こなしが可能です。色や柄は落ち着いたものが多く、大人の男性の品格を感じさせる着物ですね。

3. 浴衣(ゆかた)

浴衣は現代の日本人にとって最も身近な和服の一つです。夏のイベントの定番として、老若男女問わず親しまれています。

花火大会に浴衣姿で出かけたり、旅館に泊まった際に浴衣を着たりと、夏の風物詩としてすっかり定着していますね。肌着の上に直接着るため、家着としても古くから愛用されてきました。

ただしあくまでカジュアルな装いのため、フォーマルな場で着用するのは避けましょう。柄は男女で異なり、男性用は比較的シンプルな柄が多いです。

着物に合わせるアイテム

次は、着物と一緒に身につける小物についてご紹介します。着物に合わせる小物選びも、コーディネートの楽しみの一つですよ。

1. 帯(おび)

帯は着物に欠かせない、胴回りに巻くサッシュのことです。女性の帯は腰の位置で結び、男性の帯は腰骨より少し下の位置で結ぶのが一般的です。

帯は様々な色柄や素材があり、着物に合わせて選ぶのも楽しみの一つ。帯を留める帯留め(おびどめ)のアレンジ次第で、無限のコーディネートが可能です。

女性の帯は幅広のものが多く、振袖用の帯は特に豪華絢爛。一方、男性の帯は女性用と比べるとやや幅が細めで、シックな色柄が多いですね。

2. かんざし

かんざしは、女性の和装ヘアスタイルに欠かせないヘアアクセサリーです。かんざし単体でも使われますが、複数のかんざしを組み合わせて使うのが一般的。

シンプルなものから飾り付きのものまで、デザインは実に様々。かんざしの色や柄、飾りの種類を変えるだけで、和装の印象がガラリと変わります。

かんざし選びも、着物コーディネートの重要なポイントですね。留袖や振袖などのフォーマルな着物の際は、かんざしも豪華なものを選ぶのがおすすめです。

3. 草履(ぞうり)/ 下駄(げた)/ 足袋(たび) 

草履は着物の時に履く和装用のサンダルです。鼻緒(はなお)と呼ばれる、足の親指と人差し指の間に挟む紐が付いているのが特徴。足袋は草履を履く際に着用する、足袋型の靴下のことを指します。

足袋は足の形に合わせて作られているので、ピッタリとフィットするのが理想的。シワやたるみのない美しい足元を演出してくれます。

一方の下駄は、草履と比べるとやや高さのある木製のサンダル。足袋の有無に関わらず履くことができ、浴衣との相性が抜群です。下駄を履いて街を歩けば、カランコロンと心地よい下駄の音が鳴り響きます。

4. 和傘(わがさ)

最後にご紹介するのは、和傘です。竹や木で骨組みを作り、和紙を張り付けた日本古来の傘のことを指します。

着物姿に洋傘を差すのは、和服に合わないため避けたいところ。せっかくの和装スタイルも、洋傘を差すだけで台無しです。

その点、和傘なら着物姿にぴったり。柄や色が豊富なので、着物に合わせて選ぶのも楽しいですよ。レンタルできる店舗もあるので、着物レンタルの際は和傘もセットでレンタルしてみてはいかがでしょうか。

着物を着るシチュエーション

次は、着物を着る主なシーンについて説明します。

1. 冠婚葬祭

冠婚葬祭とは、人生の四大儀式とも言われる「成人式」「結婚式」「葬式」「法事」の総称です。いずれも人生の節目となる大切な行事で、その際は改まった装いが求められます。

冠婚葬祭では、それぞれの儀式に合った格式の高い着物を着用するのが一般的。成人式は振袖、結婚式は留袖や振袖、葬式や法事は黒留袖と、TPOに合わせた着物選びが大切です。

ただし、最近では冠婚葬祭でもドレスや洋服で出席する人が増えてきているのも事実。とはいえ、伝統的な装いである着物で出席するのが最も望ましいと言えるでしょう。

2. 伝統文化の席

茶道や華道、書道など、日本の伝統文化に触れる際にも着物を着る機会が多いです。師匠だけでなく生徒もみな着物で稽古に臨むのが一般的で、それぞれの流派に合わせた着物を選ぶのがマナーとされています。

初めての人や子供の場合は、着物ではなく洋服で参加しても問題ありません。しかし、発表会などの晴れの舞台では、生徒も先生に合わせて着物を着るのが望ましいですね。

囲碁や将棋などの対局の際にも、プロ棋士は着物姿で対局に臨むことが多いです。アマチュアの対局でも、公式の大会では着物で参加する人が少なくありません。日本の伝統文化に触れる際は、着物を着るのがおすすめですよ。

3. 古都旅行の楽しみに

日本を代表する古都と言えば、京都や奈良、鎌倉などが有名ですね。四季折々の美しい景色を求めて、古都を訪れる観光客は年々増加しています。

そんな古都観光の楽しみの一つが、街歩きを着物姿で満喫すること。趣のある街並みを着物で散策すれば、タイムスリップをしたかのような不思議な感覚を味わえます。

レンタル着物店が充実している京都は、特に着物観光が人気。観光シーズンになると、街のあちこちで着物姿の観光客を目にするようになります。カップルで色違いの着物をレンタルして街歩きを楽しむのも素敵ですね。

舞妓体験など、着物に合わせたヘアメイクもセットになったプランもおすすめ。プロの着付けとヘアセットで、まるで別人のようにキレイに変身できますよ。興味のある方はぜひ体験してみてくださいね。

日本で着物を体験する方法

外国人観光客に人気の東京や京都をはじめ、日本各地には着物レンタルショップが数多く存在します。初心者でも気軽に着物を体験できるプランが充実しているのが嬉しいですね。

着物レンタルの基本的な流れは、まず店頭で着物や帯、小物類を選び、着付けとヘアセットをしてもらいます。着物を着るのが初めての人でも、しっかりとサポートしてくれるので安心ですよ。

レンタル料金は店舗によって異なりますが、3,000円〜1万円前後でレンタルできるのが一般的です。追加料金を払えば、ヘアセットや小物レンタル、記念撮影などのオプションサービスも利用できます。

レンタル着物は数時間から1日まで着られるので、着物姿でのんびりと観光を満喫するにはぴったり。歴史ある神社仏閣を訪れたり、庭園を散策したり、おいしい和食を食べたり。着物を着ることで、旅の思い出がより一層特別なものになるはずです。

着物を着たい外国人は年々増えているそうなので、ぜひ日本滞在中に体験してみてはいかがでしょうか。きっと、日本文化の奥深さを感じられる良い機会になるはずです。

着物レンタルなら「wargo」がおすすめ!

着物レンタルをするなら、全国に11店舗を展開する「wargo(ワーゴ)」がおすすめです。観光シーンにも冠婚葬祭シーンにも対応した、外国人の方にも利用しやすい着物レンタルサービスを提供しています。

観光で日本を訪れた際に着物を着てみたいという方には、東京や京都、金沢など、主要な観光地に位置する全7店舗で、手頃な価格設定が魅力。レンタル料金は3,000円(税込3,300円)〜と、リーズナブルな上に デザインも種類豊富です。

また、在日外国人の方で、結婚式や七五三など、冠婚葬祭シーンで着物を探している方にもおすすめです。全4店舗で、訪問着や振袖、留袖など、様々な種類の着物を取り揃えています。レンタル料金は10,000円(税込11,000円)〜とこちらもリーズナブルとなっています。下見だけの来店も可能なので、大切なイベント前にぜひ利用してみてください。

日本滞在中に、ぜひ本格的な着物を体験してみたいという外国人の方は、「wargo」の着物レンタルサービスを利用してみてはいかがでしょうか。日本文化の奥深さを、より身近に感じることができるはずですよ。

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そんな時、「Goandup Salon」が皆さんの頼れるパートナーとなります!

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まとめ

いかがでしたでしょうか。日本が誇る着物文化について、代表的な種類から着こなし方、体験方法まで、詳しくご紹介しました。

現在、日本国内だけでなく海外でも着物はとても人気になっており、海外の茶道教室や華道教室などでも、着物を着る機会が増えているそうです。

着物は日本の歴史と文化を体現する伝統衣装です。観光などで気軽に体験できる機会も増えているので、ぜひ一度は着物を着てみることをおすすめします。

日本への旅行の際は、着物レンタルを利用して、思い出に残る特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。


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