メニュー アイコン
メニュー 閉じるアイコン

畳(たたみ)の掃除方法とは?カビや汚れの落とし方も解説

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
日本の和室と畳の風景

「畳(たたみ)の掃除はどのようにすればいいの?」

「日本の畳の取扱い方について知りたい!」

日本に住み始めた外国人の方は、日本の伝統的な床である畳を見て驚かれたのではないでしょうか。そして、畳の取扱いはどのようにしたら良いのか分からない外国人の方も多いでしょう。畳は日本の住宅に欠かせない存在ですが、適切な手入れをしないと傷みやすく、カビや汚れが発生しやすくなります。今回は、畳とは何か、畳の手入れの仕方や掃除の方法、また畳のマナーについて詳しくご紹介します。この記事を読めば、畳の取扱い方について正しく理解できるでしょう。

Goandup Picks おすすめ記事はこちらから!

畳(たたみ)とは何か?

日本の伝統的な部屋の定番と言えば、畳です。日本で部屋を借りると和室の部屋がある場合もあり、和室には必ず畳が使われています。初めて見た方は、どのように手入れしたら良いか分からないという方も多いでしょう。

畳は、古くから日本の床として使われているものです。畳の材料は、「イグサ」という植物を使って作られています。イグサは丈夫な植物で、耐久性に優れています。また、畳の1枚の大きさは一般的に、横の大きさが縦の二倍の比率になっています。この比率は、日本の伝統的な建築様式に合わせて決められたものです。

畳は、湿気を吸収する性質があるため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。また、畳の上に座ると、膝や腰への負担が少ないのも特徴です。日本人は昔から、畳の上で生活をしてきました。

畳の単位やサイズについて詳しく知りたい方は、こちらの記事「単位「畳 (jou)」の大きさとは?よく聞く6畳のサイズや快適な生活のコツも」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

畳の手入れの仕方

イグサでできた畳の手入れの仕方についてご紹介します。畳を長持ちさせるには、適切な掃除や手入れが必要になりますので、よく確認してください。

畳の目に沿って掃除機をかける

畳は、一定の方向に向かって縫われています。そのため、掃除機をかける際は、畳の目に沿って(縫われている方向に合わせるように)、掃除機をかけましょう。また、掃除機をかける際は、1つの畳に対して1分ほど時間をかけるとよく汚れが取れます。

畳の目に沿わずに(縫われている方向とは逆に)掃除機をかけることはしないでください。畳そのものが傷んでしまう危険があるからです。掃除機をかける際は、必ず畳の目に沿って行うようにしましょう。

水で洗ってはいけない

畳は、水で洗ってはいけません。必ず畳を手入れをする際は、水で濡らさないようにしてください。表面についてしまった汚れを取りたい際は、水で濡らさずに乾いた雑巾などで、拭きましょう。

水で畳を掃除してはいけない理由は、畳の原料であるイグサが湿気に弱いからです。畳を水で濡らしてしまうと、カビが発生しやすくなるので注意しましょう。もし、水で濡らしてしまったら乾いた布で水分をふき取り、窓を開けて畳を乾燥させるようにしてください。

畳を汚したときの対処法は?畳の汚れを落とすときは塩を使う

畳に、お茶や食べ物の汁をこぼしてしまった時の手入れ方法をご紹介します。まず、こぼしてしまった箇所の水分を吸い取ります。そして、こぼしてしまった部分に塩をかけてください。時間が経ち塩が湿ってきたら、歯ブラシを使って畳の目に沿って汚れを取り除くようにこすります。汚れが取れたら、掃除機をかけて終了です。

塩は汚れを吸着する働きがあるため、畳の汚れ落としに効果的です。ただし、塩は畳を傷めてしまう可能性もあるので、使用する際は注意が必要です。塩を使った後は、必ず掃除機で塩を吸い取るようにしましょう。

ダニの発生には天日干しをしよう

畳には、ダニが発生してしまう場合があります。ダニが発生すると、体の具合が悪くなったり、体がかゆくなったりします。ダニは、こまめに畳を掃除していれば、ほとんどは発生しないので安心してください。万が一、ダニが発生してしまった場合は、畳の天日干し(太陽にあてること)を行います。ダニは、乾燥に非常に弱いため乾燥する場所に置くことが大事です。畳に掃除機をかけ、畳を取り外し、畳の裏にも掃除機をかけましょう。そして、日当たりが良く乾燥した場所に、畳を置いてください。畳の取り外した場所にも掃除機をかけておくと良いでしょう。

天日干しは、ダニ対策だけでなく、畳の湿気を取り除く効果もあります。定期的に天日干しを行うことで、畳を快適に保つことができるでしょう。

畳にカビが生えたときの手入れ方法

畳は湿気に弱いため、梅雨の時期など湿気が多い環境ではカビが生えやすくなります。カビが生えてしまった場合は、早めの対処が必要です。

まず、カビが生えた部分を掃除機で吸い取ります。その後、カビ取り剤を使ってカビを取り除きます。カビ取り剤は、スプレータイプのものが便利です。カビ取り剤を吹きかけ、しばらく置いた後、ブラシなどでこすって取り除きます。

カビ取り剤を使った後は、必ず乾いた布で拭き取り、十分に乾燥させましょう。湿気が残っていると、再びカビが生えてしまう可能性があります。

カビが広範囲に生えてしまっている場合は、専門家に相談するのが良いでしょう。自分で無理にカビを取り除こうとすると、畳を傷めてしまう恐れがあります。

畳の部屋でのマナー

日本の伝統的な床である畳での過ごし方のマナーをご紹介します。一般的な外国の家とは大きく異なる点があるので、ぜひ把握しておきましょう。

畳の「ヘリ」は踏んではいけない

畳を囲っている淵のことを日本では、「ヘリ」と言い、布や他の素材で作られ、畳の耐久性を高めると共に美観を加える役割を果たします。

日本では昔から、ヘリに神様が住んでいる場所であるという言い伝えがあります。そのため、へりは踏まないようにするのがマナーです。また、ヘリの部分は構造上、非常に繊細であり傷みやすい部分です。そのため、ヘリを踏んでいると畳が傷むスピードが早くなってしまいます。自分の部屋にいる時も、誰かの家に訪問をした時もこのマナーは必ず守りましょう。

写真の緑色の部分が畳のヘリです。

畳は土足禁止

日本の家は、靴のまま家の中に上がるという文化がありません。日本でない国では、特に畳の部屋は絶対に土足で上がらないでください。畳は傷みやすいうえに、湿気や水気に弱いため慎重に取り扱いましょう。

日本の家に入る際は、玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。そして、畳の部屋に入る際は、スリッパも脱ぎます。素足か靴下で畳の上を歩くのがマナーです。

日本での生活に役立つ情報とサポート

日本での生活は魅力的ですが、言葉の壁や文化の違いから、様々な挑戦に直面することも少なくありません。たとえば、日常やビジネスシーンでの敬語の使い分け、住居探しの苦労、公共サービスの利用方法、JLPT試験の対策、さらには新しい友達や恋人との出会いまで、生活のあらゆる側面で困りごとが生じるかもしれません。

そんな時、「Goandup Salon」が皆さんの頼れるパートナーとなります!

当コミュニティでは、日本に住む外国人の方々が日本での生活をより豊かで快適なものにするためのサポートや情報提供を行っています。

  • 日本語学習では、日常会話からビジネスシーンでの敬語の使い分け、効率的な日本語の学習方法やJLPT試験対策まで、あらゆるレベルのニーズに応えます。
  • 生活の面では、日本の文化やルールの解説、住居探し、公共サービスと生活インフラの契約方法など、日本での生活基盤を築くための具体的なアドバイスと情報を提供します。
  • 仕事・キャリアに関しては、就職・転職支援や日本のビジネスマナー・職場文化の理解など、仕事でのキャリアを成功するためのキーポイントをお教えします。

もし、日本での生活に関する疑問や悩みがあれば、「Goandup Salon」で解決しましょう!あなたの日本での生活がよりスムーズで楽しいものになるよう、心を込めてサポートいたします。

詳しくはこちらから▼

まとめ

日本の伝統的な床である畳は、適切な手入れと掃除が欠かせません。

畳はイグサという植物を使って作られており、湿気に弱い特性があります。掃除の際は、畳の目に沿って掃除機をかけ、水で濡らさないように注意しましょう。畳の汚れを落とす際は、塩を使うのが効果的です。また、ダニ対策として定期的な天日干しを行い、カビが生えてしまった場合はカビ取り剤で早めに対処することが重要です。

畳の部屋でのマナーとして、ヘリを踏まないことと、土足で上がらないことを心がけましょう。畳は繊細で傷みやすいため、慎重に取り扱わなくてはなりません。しかし、正しい手入れ方法を習得し、こまめに掃除を行えば、快適で心地よい畳の上で過ごすことができるはずです。

日本の住まいの文化を理解し、畳の取扱い方を マスターして、素敵な日本生活を送ってください。


  • 私たち「Goandup」は、今後も日本の魅力を世界に発信するための活動を続けて参ります。

  • この記事が少しでもお役に立った、または楽しんでいただけた方は、運営資金としてのご支援をお願い申し上げます。

  • 下記のPayPalリンクより、どのような金額でも構いませんのでご寄付いただけますと幸いです。
    ▶️ paypal.me/goandup


  • 関連記事

    Goandup Picks for Expats > 生活サポート > 日常生活のガイド > 畳(たたみ)の掃除方法とは?カビや汚れの落とし方も解説