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日本のアメリカンスクール「ASIJ」とは?魅力や進路、入学資格や学費などを解説

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インターナショナルスクールの授業風景

American School in Japan(ASIJ)は、1902年に設立された歴史ある日本のインターナショナルスクールで、東京の六本木と調布にキャンパスを持っています。卓越したアメリカ式カリキュラムと教育の質の高さから、外国人だけでなく、帰国子女の日本人にも人気があります。幼稚園から高校までの一貫教育を提供し、生徒数は約1,700名で、多様な国籍の生徒が学ぶ国際色豊かな環境です。

この記事では、ASIJの魅力や特色ある教育、充実した設備、卒業生の進路などに加え、気になる学費や入学・編入の条件についても詳しく解説します。ASIJで学ぶことで、お子様にどのようなメリットがあるのか、ぜひ参考にしてください。

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American International School in Japan(ASIJ)とは?

American School in Japan(ASIJ)は、1902年に設立された日本で最も歴史あるインターナショナルスクールの一つです。学校法人として日本の学校教育法に基づき、幼稚園から高等部までの一貫した教育を提供しています。

ASIJでは、米国のカリキュラムに準拠した質の高い教育を英語で行っており、国際バカロレア(IB)プログラムも提供しています。在校生の多くはアメリカ国籍ですが、日本を含む世界50カ国以上の国籍の生徒が学んでいます。

教員は全て海外から招聘された優秀な教育のプロフェッショナルで、生徒一人一人に手厚い指導を行うことで知られています。

ASIJの教育の目的は、グローバル社会で活躍できる優れた人材の育成にあります。多様性を尊重し、探究心や批判的思考力を養う充実したカリキュラムが特徴です。

六本木と調布の2ヶ所に拠点

ASIJは東京都内に2つのキャンパスを持っています。港区六本木には、幼児教育に特化したアーリーラーニングセンター(ELC)があります。2歳から5歳までの園児が通っており、遊びを通した学びを重視した教育を行っています。

一方、調布市の広大な敷地には、小学校、中学校、高等学校が併設されています。緑豊かな環境の中、近代的な校舎や充実した教育設備を備えており、園児から高校生までが同じキャンパスで学ぶことができます。

六本木と調布、両方のキャンパスとも、園児・児童の安全を最優先に考えた設計となっており、警備体制も万全です。スクールバスによる送迎サービスも提供されています。

【ASIJの基本情報】

住所東京都調布市野水1-1-1(調布キャンパス)
東京都港区六本木6-16-5(アーリーラーニングセンター)
電話番号0422-34-5300(調布キャンパス)
03-5771-4344(アーリーラーニングセンター)
公式サイトThe American School in Japan
認定WASC
コース保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校

ASIJの魅力

ASIJは、日本で質の高いアメリカ式教育が受けられるのに加えて、充実した設備やさまざまなイベントも魅力となっています。

1. 日本で質の高いアメリカ式教育が受けられる

ASIJは、米国のカリキュラムに準拠し、アメリカの教育水準と同等の高品質な教育を提供しています。教師陣は全員が米国や国際的な教育機関で教鞭をとった経験豊富なプロフェッショナルです。

少人数制クラスで、生徒一人一人の個性と能力に合わせたきめ細やかな指導を行うことで知られています。プロジェクトベースの学習や体験型学習を多く取り入れ、生徒の主体的な学びを促進し、クリティカルシンキング、問題解決能力、コミュニケーション能力など、21世紀に求められるスキルの育成に力を入れています。

また、国際バカロレア(IB)プログラムも提供しており、グローバルに通用する質の高い教育を受けることができます。

2. 充実した設備

ASIJの調布キャンパスは、東京ドーム約2個分の広大な敷地を誇ります。最新の教育設備と豊かな自然環境を兼ね備えた恵まれた学習環境です。

教室には電子黒板やプロジェクターを完備、全ての生徒にiPadが支給され、テクノロジーを活用した先進的な教育を行っています。図書館には約10万冊の蔵書があり、電子書籍も利用可能で、自習スペースやグループ学習エリアも備えています。

また、体育・スポーツ施設も充実しており、屋内プール、体育館、フィットネスルーム、サッカー・野球・ラグビーなどの競技用フィールドやダンス・レスリングのスタジオも完備されており、部活動も盛んで、施設を最大限に活用した活動を行っています。

さらに、中庭や遊び場、カフェテリア、売店などのソーシャルスペースも多く、学生たちにとって交流を深めたり、リラックスしたりできる場所も多いです。学校生活に欠かせない、学生たちのコミュニティの中心となっています。

3. 学力はトップクラス

ASIJは、国内外の難関大学への進学実績でも知られる名門校です。ハーバード大学、イェール大学、スタンフォード大学など、世界トップレベルの大学に多数の卒業生を輩出しています。

ASIJでは「College Counseling(大学進学ガイダンス)」と呼ばれる大学進学支援プログラムを提供。経験豊富なカウンセラーが、進路相談や入試対策を手厚くサポートします。

また、SAT、ACT、TOEFLなど、海外大学進学に必要な各種テストの対策講座も充実しており、学内で定期的にテストを実施し、スコアアップのための手厚いサポートを受けられます。国内難関大学への進学サポートも行っており、幅広い選択肢の中から、生徒一人一人の希望と目標に合わせた進路指導を行います。

4. さまざまなイベントがある

ASIJでは、学業だけでなく、多彩な課外活動やイベントを通して、生徒の豊かな情操を育んでいます。
毎年恒例の行事として、「International Day(インターナショナルデー)」では、生徒の国際理解を深めるための様々な催しが行われます。世界各国の料理や文化を紹介するブースの出展、民族衣装のファッションショーなど、生徒主体の企画運営で行われます。

また、演劇やミュージカル、コンサートなどの公演も数多く開催し、プロの演出家を招いての本格的な舞台制作に取り組み、生徒の表現力やチームワーク力を育みます。スポーツイベントも活発で、国内外の学校との定期戦や合宿、遠征など、競技を通した交流の機会も豊富です。

このほか、地域社会と連携したボランティア活動や、企業・研究機関との協働プロジェクトなど、生徒の社会性やリーダーシップを育むための多彩なプログラムを提供しています。

ASIJに入るためには?

ASIJはアメリカ国籍の方が優先的に入学するとされていますが、他の国籍の方でも入学できますし、英語力がネイティブ並みでなくても入学は可能です。

ただし、詳細な入学条件は年度ごとに異なるとされているので、細かい条件については直接ASIJに問い合わせてください。

ASIJの入学資格と編入について

ASIJでは、幼稚園から高等部まで幅広い学年の編入を受け入れています。ただし、学年によっては定員に達しているため、ウェイティングリスト(入学待機者リスト)に登録が必要な場合があります。編入の時期は、8月末の新学期開始時を基本とし、願書受付開始は11月です。

国籍に関わらず、入学・編入の出願資格があります。ただし、学費などに企業からの援助を受ける場合は、その企業との雇用関係が条件となります。

学年によって編入条件が異なるため、まずは学校に問い合わせることをおすすめします。

審査は書類選考とスクリーニングセッション

ASIJの入学・編入審査は、提出書類による書類選考が中心です。一般入試は実施されません。

提出書類には、これまでの成績表(レポートカード)、推薦状などが含まれます。グレード6(日本で言う中学1年生)以上の出願者は、SSAT等のスタンダードテストの結果提出が求められます。

スクリーニングセッションは、学校への適性を評価するためのプロセスです。保護者同伴のインタビューに加え、基礎学力テストや英語力の評価テストが行われます。審査では、学業成績だけでなく、生徒の性格や適性、興味関心なども重視されるので、しっかりとアピールすることが求められます。

また、ネイティブレベルの英語力は必須ではありませんが、特に高学年では、ある程度の英語運用能力が望ましいとされています。英語を母語としない生徒に対しては、学校側でサポート体制が整えられています。

標準テストを受ける

ASIJの出願に際し、お子様が受験した可能性のある標準テストのスコア提出が求められる場合があります。該当するテストには以下のようなものがあります。

  • アイオワ基礎学力テスト
  • ISAテスト
  • CogAtテスト
  • MAPテスト
  • Terra Nova
  • ニューヨーク州数学テストなどの米国州テスト
  • 英国ナショナル・カリキュラム・キー・ステージ・テスト
  • 中等学校入学共通テスト(SSAT)
  • IGCSE
  • 学力テスト(SAT)

お子様が標準学力テストを受験していない場合、ASIJでは入学の可否を決定する前に、テストを受験し、結果を提出するよう求めることがあります。 標準テストに関する質問は、学校に直接お問い合わせください。これらのテストは、お子様の学力レベルを客観的に評価するために用いられます。テストの結果は、入学・編入審査における重要な判断材料の一つとなりますが、出願者の能力や適性は多角的に評価されます。

保護者の英語力

ASIJでは、学校と保護者間のコミュニケーションは全て英語で行われます。学校からの連絡事項の理解や、教員との面談、各種書類の記入などに英語が必須となるため、保護者の英語力も重要です。

入学・編入の出願時に、保護者の英語力を証明する書類の提出が求められることはありませんが、両親のどちらか、または両方が学校生活に支障のない英語力を有していることが期待されます。

入学時にかかる費用や学費について

ASIJの学費は下の表のとおりです。ただし、学費は年度によって変わる可能性があるので、来年以降に入学する方はその年度の学費を確認しましょう。また、ASIJの学年はアメリカ式なので、日本の小学6年生は中学1年生、中学3年生は高校1年生となるので注意が必要です。

支払いは日本円のみ対応で、銀行振込かクレジットカード払いとなります。奨学金制度や分割払いもあります。

【ASIJの学費(2024-25年度)】

入学時申請費:40,000円
登録料:30,000円
建物のメンテナンス費:1,525,000円
年度学費保育園:2,845,000円
幼稚園 – グレード5(小学校):3,055,000円
グレード6 – 8(中学校):3,171,000円
グレード9 – 12(高校):3,257,000円
その他の費用施設費:250,000円
スクールバス代:367,500円
※上記の授業料に加え、教材費、テクノロジー費、ランチ代、課外活動費、遠足・宿泊行事の費用などが別途必要です。

卒業後の進路

ASIJの卒業生は、世界中のトップレベルの大学や特色ある大学に進学しています。卒業生の約7割が米国の大学に進学し、ハーバード大学、イェール大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)など、アイビーリーグを含む超難関大学に毎年多くの合格者を出しています。

英国の大学にも多くの卒業生が進学しており、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学をはじめ、ロンドン大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどの名門大学に合格者を輩出しており、カナダのトロント大学、マギル大学、オーストラリアのメルボルン大学、シドニー大学など、英語圏の有力大学にも多くの卒業生が進んでいます。

アジアでは、シンガポール国立大学、香港大学など、トップレベルの大学への進学実績があります。
一方、日本の大学を目指す卒業生も年々増加しています。卒業生の約2割が日本の大学に進学しており、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、難関国立大学や有名私立大学に合格者を出しています。

日本の大学を目指す場合は、学内で開講されている日本語の授業を活用したり、放課後に補習を受けたりするなど、しっかりとした対策が必要です。また、一般入試だけでなく、国際バカロレア(IB)入試や帰国生入試といった多様な入試制度を活用することも有効です。

日本での生活に役立つ情報とサポート

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まとめ

ASIJは、日本で最も歴史があり、教育レベルの高いインターナショナルスクールの一つです。質の高いアメリカ式カリキュラムに加え、国際バカロレア(IB)プログラムも提供しており、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

入学・編入のハードルは高く、学費や諸経費も高額ですが、様々なバックグラウンドを持つ生徒を受け入れており、提供される教育の質の高さを考えると、妥当な投資と言えるでしょう。

ASIJは、グローバルな視野とスキルを身につけ、世界で活躍する人材を目指す子どもたちにとって、最高の学びの環境を提供してくれる学校です。受験をお考えの方は、ぜひ一度学校説明会に参加したり、個別相談を利用したりして、ASIJの教育や学校生活の魅力を直接感じてみてください。

また、ASIJ以外にも日本全国には魅力的なインターナショナルスクールが数多くあります。地方から都市部まで、様々なタイプの学校が存在しており、お子様に合った最適な学校選びができるでしょう。

インターナショナルスクール選びに関する詳しい情報は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
▶︎ 日本全国のインターナショナルスクールナビ!地方から都市部まで徹底解説


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