外国人がマイナンバーカードを取得する方法を解説！日本に移住予定の方必見
日本には、個人を証明するための「マイナンバー制度」(社会保障・税番号制度)があります。「これから日本に移住予定だけど、よく耳にするマイナンバーカードのことがよくわからない。」という外国人の方のために、マイナンバーの取得方法便利なシステムについてご紹介します。
マイナンバーカードとは
マイナンバーカードとは、日本に「住民票」を置いている全ての人に与えられる12桁の番号が記載されているカードです。この番号は、社会保障や税金、災害対策などにおいて、個人の情報が同一人物のものであることを確認するための社会基盤として利用が進められています。
マイナンバーカードの使用例
マイナンバーカードは、以下のような場面で使用されています。
① 年金・子育ての手当，医療サービスなどの社会保障を受けるとき
年金や雇用保険、児童手当、生活保護などの取得資格の確認のための事務作業に使用されています。
② 税金の申告をするとき
確定申告などに関する事務作業に使用されています。
③ 海外にお金を送るとき，また，海外からお金を受け取るとき
国外送金に関する事務作業に使用されています。
④ 銀行で口座をつくるとき
口座開設に関する事務作業に使用されています。
⑤公的な身分証明書として使うとき
マイナンバーカードには、氏名、住所、性別、生年月日および顔写真が掲載されているため、免許証やパスポートの代わりとなる本人確認書類として使用されています。
なぜマイナンバーカードは便利なのか
マイナンバーカードにはICチップが搭載されており、電子証明書となるため事務手続きにおける以下のことが可能になります。
・確定申告をオンラインサービス「e-Tax」で行う
通常、確定申告をする際は税務署に出向いて手続きを行わないといけないのですが、マイナンバーカードを使用すればオンラインで楽に確定申告を済ませることが可能です。
参考：https://www.e-tax.nta.go.jp/
・児童手当や保育園申請をオンラインサービス「ぴったりサービス」で行う
通常、児童手当や認可保育園への申請を行う際は、役所での手続きが必要ですが、マイナンバーカードを使用すればオンライン申請が可能です。
参考：https://myna.go.jp/SCK1501_02_001/SCK1501_02_001_Init.form
・コンビニエンスストアで住民票の写しや印鑑登録証明書などを取得する
通常、住民票などの書類の受け取りは役所に出向かなければならないのですが、マイナンバーカードを使用すれば近くのコンビニエンスストアで行うことが可能です。
・ 健康保険証として使う
マイナンバーカードを取得後にマイナポータルからオンライン申請することで、医療機関・薬局などで健康保険証として利用できます。
マイナンバーカードの作り方
持っていると非常に便利なマイナンバーカードの申請方法をまとめました。
【申請方法】
①個人番号カード交付申請書が手元にあることを確認する
個人番号カード交付申請書とは、マイナンバーカード作成に必要な申請書で、個人番号通知書と共に住民票に登録されてから２～３週間後に役所から届きます。個人番号通知書とは、「氏名」「生年月日」と「マイナンバー（個人番号）」等が記載されている書類です。
②スマートフォンおよびパソコン上からオンライン申請
(1)交布申請書に記載されているQRコードを読み込み、申請専用URLにアクセス
(2)メールアドレス、交布申請書に記載されている申請ID、顔写真、電子証明書発行希望有無、点字有無、生年月日を登録
(3)登録したメールアドレスに申請完了メールが届いたことを確認
(4)約１か月後に市区町村から交付通知書がハガキで自宅に届いたことを確認
(5)以下の必要書類を持って、交付通知書（はがき）に記載された期限までに役所でマイナンバーカードを受け取りに行く
[必要書類]
- 交付通知書（はがき）
- 在留カードや免許書などの本人確認書類
- 「通知カード」（令和２年５月以前に交付を受けている方）
- 住民基本台帳カード（お持ちの方のみ）
- マイナンバーカード（お持ちの方のみ）
そのほかの方法として、街中の証明写真機からの申請や、個人番号カード交付申請書と共に配送されている送付用封筒を使用した郵送での申請も可能です。
マイナンバーカードを無くしたら
もしも、マイナンバーカードを無くしてしまった場合の対処法をまとめました。
マイナンバーカードを無くした際の手続き
(1)コールセンターに電話し、一時利用停止を依頼する
悪用される可能性を防ぐため、以下の番号から一時利用停止を依頼します。
個人番号カードコールセンター：0570-783-578 (一時利用停止申請は24時間365日対応)
(2)警察に遺失届を出して受領番号を控える
落とし物として警察に届けられた際に受け取ることができるよう、遺失届を出しましょう。
(3)市区町村へ再交付申請の手続きをとる
住民登録をしている市役所のマイナンバー担当課に通知カード紛失届、再交付申請書を提出します。
手続きから再交付されるまでには約３～４週間かかりますので、なるべく無くさないように気をつけましょう。
参考：マイナンバーカード総合サイト https://www.kojinbango-card.go.jp/faq/
まとめ
マイナンバーカードは個人を証明するための番号が紐付いた電子証明書です。面倒な事務手続きを楽に済ませたり、顔写真付き身分証明書として利用するためにも、マイナンバーカードを作成してみてはいかがでしょうか？
