名古屋の人気スポット東山動植物園とは?見所やアクセスなどを解説
名古屋市の東山公園内に位置する東山動植物園は、動物園と植物園が一体となった総合公園です。都会の中心にありながら、豊かな自然に囲まれたこの場所は、老若男女問わず多くの人々を魅了しています。デートスポットとしても人気が高く、家族連れにもおすすめです。
園内は動物園エリアと植物園エリアに分かれており、それぞれに見どころが満載で、動物たちの愛らしい姿を間近で観察したり、四季折々の美しい景色を楽しんだり、思い思いの過ごし方ができるのも魅力の一つと言えるでしょう。
今回は、東山動植物園の楽しみ方をたっぷりとご紹介します。アクセス情報や園内の見どころ、周辺の立ち寄りスポットまで、旅行前に知っておきたい情報が満載なので、ぜひ参考にしてみてください。
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東山動植物園とは?
東山動植物園は、名古屋市の東山公園内にある広大な動物園と植物園の複合施設です。約500種類の動物と7000種類以上の植物が暮らしており、日本でも有数の規模を誇ります。
園内は動物園エリアと植物園エリアに分かれており、それぞれに特色ある展示や施設があります。動物園では、ゾウやキリン、コアラなどの人気動物から、珍しいメダカまで幅広く観察できます。一方、植物園では四季折々の美しい花々や、日本最古の公共温室、日本庭園などが楽しめます。
東山動植物園は、1937年に開園した歴史ある施設ですが、近年はリニューアルも進み、ますます魅力的なスポットとなっています。外国人観光客にも人気が高く、名古屋観光の定番スポットの一つとなっています。
【東山動植物園の基本情報】
住所 | 名古屋市千種区東山元町3-70 |
開園時間 | 午前9時から午後4時50分 |
休園日 | 月曜日・年末年始(12月29から1月1日) |
入園料 | 大人(高校生以上):500円、中学生以下:無料 |
東山動植物園へのアクセス方法
東山動植物園へのアクセスは、公共交通機関を利用するのが便利です。電車とバス、両方の選択肢がありますので、目的に合わせて選んでみてください。ここでは、最寄り駅からの行き方や、車で行く場合の注意点などをご紹介します。
電車
東山動植物園へは、名古屋市営地下鉄東山線の「東山公園」駅と「星ヶ丘」駅のどちらからもアクセスできます。動物園に行く場合は「東山公園」駅、植物園に行く場合は「星ヶ丘」駅で降りるのがおすすめです。
どちらの駅からも、東山動植物園の最寄り口までは徒歩10分以内と大変便利な立地です。「東山公園」駅からは3番出口を、「星ヶ丘」駅からは6番出口を目指しましょう。
車
東山動植物園へ車でアクセスする場合、東名高速道路または名古屋第二環状自動車道が便利です。
東名高速道路の場合は、名古屋インターチェンジで降りて県道60号線を西へ約15分走ると到着します。名古屋第二環状自動車道の場合は、上社インターチェンジまたは上社南インターチェンジで降りてください。また、名古屋高速道路からお越しの際は、四谷出口を目指しましょう。
園内には1,000台以上収容可能な駐車場があるので、車でのアクセスも安心です。ただし、休日や連休中は混雑する場合がありますので、時間に余裕を持ってお越しください。
動物園の見どころ
東山動物園では、様々な動物たちの姿を間近で観察できます。ここでは特に見逃せない、動物園の人気スポットをピックアップしてご紹介しましょう。リアルな動物の表情や仕草に注目して、彼らの魅力を感じ取ってください。
日本最大級のゾウ舎「ゾージアム」
ゾウ好きなら絶対に外せないのが、東山動物園自慢の「ゾージアム」です。ゾージアムは、ゾウの生態を研究するための施設としてオープンしました。
ゾージアムでは、広々とした空間でゾウたちが群れで暮らす様子を間近に見ることができます。ガラス越しにゾウの迫力ある姿を観察できるほか、ゾウについての解説パネルや標本なども展示されていて、ゾウの生態について学ぶこともできます。
運が良ければ、ゾウたちが水浴びをしたり、子ゾウが元気に遊んだりしている姿も見られるかもしれません。ゾウの魅力を存分に感じられる施設です。
可愛いコアラが見れる「コアラ舎」
コアラは、東山動物園でも特に人気の高い動物の一つです。ふわふわの愛らしい姿に、思わず目を奪われてしまいます。
東山動物園のコアラ舎は、コアラの生態を再現した空間になっており、木登りが大好きなコアラの習性に合わせ、高い位置に設置された樹上通路があるのが特徴です。
コアラはユーカリの葉しか食べず、一日の大半を眠って過ごすため、いつ見ても静かにしている事が多いです。でもそれがまたコアラの魅力。のんびりまどろむ姿に癒されます。
時期によっては赤ちゃんコアラに会えることもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
柵がないウォークイン方式が魅力「バードホール」
東山動物園のバードホールは、鳥と人が自然に触れ合える、ユニークな施設です。柵や網で仕切られていないため、鳥たちが頭上を飛び交う姿を間近で見られるのが大きな魅力です。
バードホールには、色鮮やかな羽を持つコンゴウインコやオオバタン、優雅な佇まいのクジャクなど、様々な鳥たちが暮らしています。運が良ければ、足元まで鳥が近寄ってきてくれることも。
ただし、鳥たちは自由に飛び回っているので、襲われることはありませんが、急に飛び立つ姿にびっくりするかもしれません。動きの素早い鳥が苦手な方は、ご注意くださいね。
メダカに特化した珍しい展示「世界のメダカ館」
東山動物園には、メダカだけを集めた珍しい展示施設「世界のメダカ館」があります。館内では、日本の在来種から世界のメダカまで、約50種類のメダカを見ることができます。
色や模様、サイズなど、様々なタイプのメダカが泳ぐ姿は、どれも愛らしくて癒されます。水槽の前でじっくり観察していると、時間を忘れてしまいそう。
めだか以外にも、カワバタモロコやホトケドジョウといった、他ではなかなかお目にかかれない淡水魚の展示もあります。館内には魚の生態について詳しく解説したパネルもあるので、魚好きの方はもちろん、お子様の自由研究にも最適です。
植物園の見どころ
一方、東山植物園は四季折々の美しい花々が魅力。あまり知られていない植物園の隠れた見どころもたくさんあるんです。広大な敷地内を散策しながら、季節の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。
四季折々の植物が楽しめる
東山植物園の大きな魅力は、季節ごとに異なる表情を見せる豊かな自然です。園内には3,000種類以上の植物が育っており、どの時期に訪れても美しい花々に出会えます。
春は、ソメイヨシノやチューリップなどが園内を彩り、初夏にはバラが見頃を迎え、夏はヒマワリやサルビアなどの元気いっぱいの花々が咲き誇ります。秋には紅葉が美しく、冬はロウバイなどの早春の花が訪れます。
四季を通じて、思い思いの自然を満喫できるのが東山植物園の大きな魅力です。自然豊かな園内を散策しながら、四季の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。
日本最古の公共温室
東山植物園には、日本で最も古い公共の温室があります。レトロな佇まいを残しつつ、90年以上もの間、大切に使われ続けている貴重な建物です。
温室の中は熱帯植物エリアと亜熱帯植物エリアに分かれており、普段は目にすることのない南国の植物を観察できます。高さ10メートル以上にもなるワシントンヤシの木や、板のような形の葉を持つオオオニバスなどの珍しい姿に、思わず見入ってしまいます。
温室は、夏は涼しく冬は暖かいので、寒暖の差が激しい季節でも快適に植物を鑑賞できるのが嬉しいですね。歴史を感じさせるノスタルジックな雰囲気の中で、ゆったりと植物との時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
美しい日本庭園「也有園」
東山植物園の奥には、江戸時代末期に造られた枯山水庭園「也有園(やゆうえん)」があります。園名の由来は、「花は百日の如く、月は万年の如し」という言葉だそう。
白砂青松の美しい景色が広がるこの庭園は、絶妙に配置された石や苔が織りなす緑が印象的。曲水が巡る姿も風情があります。京都の銘園を思わせる佇まいは、まさに日本庭園の真髄と言えるでしょう。
也有園では、抹茶を楽しめる茶室「清風閣」での呈茶サービスも行われています。予約が必要ですが、本格的な茶会の体験は、外国からのお客様にもおすすめです。美しい庭を眺めながら一服のお茶を楽しむひとときは、まさに至福のひととき。日本文化の奥深さを味わえる体験になりそうです。
白川郷から移設「合掌造りの家」
東山植物園内には、世界遺産にも登録されている岐阜県の白川郷から移築された合掌造りの家が保存されています。合掌造りとは、木材を組み合わせて三角形の屋根を作る伝統的な建築様式のことで、急勾配の屋根が特徴的です。この建物は、1956年に岐阜県白川村から東山植物園に移設された貴重なものになります。
当時の山村の暮らしを垣間見ることができる、貴重な文化遺産と言えます。園内では、民家の中をのぞくこともできるので、合掌造りの内部構造や当時の生活の知恵に触れてみるのもおもしろいでしょう。
周囲には四季折々の花々が咲き、自然と民家が調和した美しい景色を楽しめ、まるでタイムスリップしたような不思議な感覚を味わえそうです。
東山動植物園の近くにあるおすすめホテル
東山動植物園の周辺には、名古屋市内を代表する上質なホテルがいくつもあります。動植物園とセットで立ち寄りたい、素敵な宿泊先をご紹介しましょう。
1. 名古屋マリオットアソシアホテル
JR名古屋駅直結という抜群の立地にある名古屋マリオットアソシアホテルは、東山動植物園への旅行にもピッタリ。名古屋駅から東山公園まで電車でわずか15分ほどで到着できる便利さが魅力です。
高層階に位置するスカイラウンジからの眺めは絶景で、名古屋の街並みを一望できます。館内のレストランやスパなども充実しているので、動植物園の次はホテルでゆったりと過ごすのもおすすめですよ。
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2. 名古屋JRゲートタワーホテル
こちらも名古屋駅直結の人気ホテルです。名古屋の中心にそびえ立つ地上45階建ての高層タワー内にあり、モダンで洗練された雰囲気が魅力。
ハイクラスの設備とサービスで、上質なステイを満喫できます。ホテル最上階のレストランでは、ライブキッチンによるビュッフェが楽しめるほか、絶景とともにアフタヌーンティーを堪能することもできるそう。優雅なひとときを過ごせること間違いなしです。
東山動植物園へもアクセス良好なので、観光の拠点にするにはぴったりのホテルと言えるでしょう。
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3. ホテルフォルツァ名古屋栄
名古屋・栄エリアにある2021年オープンのホテルフォルツァ名古屋栄は、スタイリッシュな空間が自慢の新しいホテルです。東山動植物園にほど近い立地なので、観光の拠点にしやすいのが嬉しいポイント。
客室は広々としていて、シンプルながらも機能性とデザイン性を兼ね備えた洗練された設えが特徴。無料のウェルカムドリンクやスマートフォンの無料貸し出しなど、ユニークなサービスも充実しています。
モダンな雰囲気の中で過ごすホテルステイは、東山動植物園の自然を堪能した後にピッタリ。くつろぎのひとときを過ごせそうですね。
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東山動植物園の近くのおすすめスポット
東山動植物園の観光のついでに、ぜひ近隣の見どころにも足を運んでみませんか?名古屋の魅力が詰まったスポットを厳選してご紹介します。
1. 東山スカイタワー
東山スカイタワーは、名古屋市の東山動植物園内にある高さ134メートルの展望タワーです。1989年に建設され、地上100メートルの展望室からは名古屋市内を一望できます。
晴れた日には御嶽山や鈴鹿山脈の山並みを眺めることができ、周囲に高い建物がないため、昼夜問わず素晴らしい景色を楽しめます。特に夜景は絶景で、2004年に「日本夜景遺産」と「夜景100選」に認定された国内有数の夜景スポットとして知られています。
タワーの最上階にはカジュアルイタリアンが併設されており、昼は爽やかな緑を眺めながら、夜はロマンチックな夜景とともに、美味しい食事やデザートを味わえます。
- 住所:愛知県名古屋市千種区田代町瓶杁1-8
- 営業時間:9:00~21:30(入館は21:00まで)
- 定休日:月曜日・年末年始
- 料金:300円(動植物園共通券640円)
参考:東山スカイタワー
2. 名古屋大仏
東山動植物園から徒歩15分ほどにある桃巌寺には、名古屋大仏と呼ばれる壮大な大仏様が鎮座しています。この大仏は、全長15メートルで、本尊が10メートル、台座が5メートルの高さを持つ青銅製の像です。仏師長田晴山によって制作され、その堂々たる姿は見る者を圧倒します。
特に特徴的なのは、一般的な蓮の台座ではなく、10頭の象が本尊を支える形となっていることです。全身が鮮やかなグリーンで彩られ、目や唇、耳には金箔が施されており、間近で見るとその迫力に圧倒されます。
歴史を感じさせる静謐な雰囲気の中で手を合わせる時間は、動植物園とはまた違った癒しを感じさせてくれるでしょう。
- 住所:名古屋市千種区四谷通2丁目16
- 営業時間:【夏季】9:00~18:00【冬季】9:00~17:00
- 定休日:なし
- 料金:無料
参考:名古屋大仏 / 桃巌寺(とうがんじ) | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now
3. 名古屋城
名古屋城は、名古屋観光の外せない超定番スポットです。金のシャチホコが輝く天守閣は、まさに名古屋のシンボルと言えるでしょう。
城内では、徳川家康や豊臣秀吉にまつわる歴史や、戦国時代の武将たちの逸話など、名古屋の歴史を学ぶこともできます。ミュージアムショップやカフェも併設されているので、お土産選びや一休みにも最適ですよ。
名古屋城の魅力はその壮大な建築と歴史にあり、訪れる人々に深い感動を与えます。ぜひ訪れて、その壮大な歴史と美しい景観を楽しんでください。
- 住所:愛知県名古屋市中区本丸1-1
- 営業時間:9:00~16:30
- 休園日:12月29日~31日、1月1日(4日間)
- 料金:大人:500円、小学生以下:無料
参考: 名古屋城公式ウェブサイト
4. 金シャチ横丁
金シャチ横丁は、「名古屋城」外お堀沿いにあり、江戸時代の城下町の雰囲気を再現したノスタルジックな観光スポットです。名古屋の伝統と現代の文化が融合したエリアで、名古屋の郷土料理や地元の特産品を楽しむことができる多くの飲食店やショップが軒を連ねています。特に名古屋名物の味噌カツやひつまぶしを味わえるお店が人気です。
また、金シャチ横丁では定期的にイベントが開催されており、多くの観光客で賑わいます。最新の技術を取り入れたイベントもあるため、子供から大人まで楽しめる工夫がされています。
名古屋城を訪れた際には必ず立ち寄りたい金シャチ横丁。歴史と文化を感じながら、美味しい食事やお土産選びを楽しむことができるでしょう。
- 住所:
【義直ゾーン】名古屋市中区三の丸1丁目2番3~5号
【宗春ゾーン】名古屋市中区二の丸1番2・3号 - 営業時間:10:30〜22:00(各店舗によって異なります)
- 定休日:なし
- 料金:入場無料
5. トヨタ産業技術記念館
トヨタ産業技術記念館は、愛知県名古屋市西区にあるトヨタグループの発祥の地にある博物館です。この博物館の特徴は、大正時代の紡績工場を産業遺産として保存しつつ、近代日本の発展を支えた繊維機械と、現代の自動車技術の移り変わりを、実際に動く機械の展示や実演を通して体験できることです。
博物館内は「繊維機械館」と「自動車館」の2つのエリアに分かれています。それぞれの館では、本物の機械を使ってリアルな実演が行われるので、産業技術の変遷を肌で感じることができます。
トヨタ産業技術記念館は、トヨタグループの歴史と最新技術を学べる場所として、未来のものづくりへの理解を深めるのに最適です。多くの人が訪れ、産業技術の発展の歴史を体感しています。ぜひ一度足を運んでみてください。
- 住所:名古屋市西区則武新町4丁目1番35号
- 営業時間:9:30~17:00(入場受付は16:30まで)
- 定休日:月曜日・年末年始
- 料金:大人:1000円、大学生:500円、中高生:300円、小学生:200円
参考:トヨタ産業技術記念館
東山動植物園周辺には他にもまだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。例えば、人気商業施設「Nagoya Noritake Garden」もおすすめです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
▶︎ 名古屋の人気商業施設「Nagoya Noritake Garden」の観光情報
まとめ
いかがでしたでしょうか?東山動植物園は、動物園と植物園両方の魅力が詰まった、まさに自然の宝庫と言えるスポットです。動物園エリアでは、ゾウやコアラ、珍しいメダカなど多種多様な動物たちとのふれあいを、植物園エリアでは四季折々の美しい景色と歴史ある建築物を楽しむことができます。
アクセスも名古屋駅から至近で便利な上、隣接する東山公園も散策しがいたっぷり。1日中ゆっくり過ごせる魅力的なエリアと言えるでしょう。
東山動植物園の周辺には歴史的建造物や商業施設、産業観光スポットなども点在。動植物園とあわせて巡ってみると、名古屋の多彩な魅力を堪能できるはずです。
ぜひ東山動植物園を起点に、名古屋観光を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。心に残る素敵な思い出になりますように。
参考:東山動植物園
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