東京の家賃が安いエリアの一覧と家賃相場
東京の高い家賃に頭を悩ませている外国人の方も多いのではないでしょうか。特に、東京での新生活をスタートさせる予定の方や、これから一人暮らしを考えている方は、家賃のことが気がかりなポイントの一つかもしれません。
しかし、東京には、意外と家賃の安いエリアがたくさんあるんです。シェアハウスやソーシャルアパートメントなど、家賃を抑えるための選択肢も豊富にあります。
そこでこの記事では、東京都内で比較的家賃の安いエリアを、23区内と23区外に分けてご紹介します。それぞれのエリアの特徴や魅力、平均家賃などを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
東京での一人暮らしを考える際は、家賃だけでなく光熱費などの生活費も重要です。総合的な生活費について知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
▶︎ 東京の一人暮らしにかかる生活費はいくら?ー家賃や光熱費など詳しく解説
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東京の家賃は高い?
東京は日本の中でも特に家賃相場が高いエリアとして知られています。2022年の調査によると、東京都の平均家賃は約19万円で、全国平均の約2倍という結果が出ています。特に港区や渋谷区などの人気エリアでは、ワンルームタイプの物件でも家賃が20万円を超えることがあります。
しかし、東京都内でも、エリアによって家賃相場はかなり異なります。都心部と郊外では家賃の差が大きく、同じ広さの物件でも、家賃が2倍以上違うことも珍しくありません。
また、同じ区内でも、駅からの距離や建物の種類によって家賃は大きく変わります。例えば、新築の高級マンションと、古いアパートでは家賃相場が全く異なります。
つまり、東京の家賃は一概に高いとは言えないのです。予算や希望に合わせて、エリアや物件を選ぶことが重要になります。次の章では、東京都内で比較的家賃が安いエリアを具体的に見ていきましょう。
23区内で家賃が安いエリア
東京23区内で家賃が安いエリアをピックアップして、各エリアの特徴と、間取り別の平均家賃をご紹介します。
葛飾区(平均家賃9.12万円)
葛飾区は、東京都の東部に位置し、人口は約45万人です。京成本線や京成金町線などが通っており、都心へのアクセスは良好です。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:5.6万円
- 1K/1DK:7.1万円
- 1LDK/2K/2DK:8.3万円
- 2LDK/3K/3DK:11.0万円
- 3LDK/4K~:13.6万円
葛飾区は、下町の情緒が色濃く残るエリアで、物価も安めです。治安も比較的良く、ファミリー層に人気があります。
また、徒歩圏内に大型商業施設や公園が多いのも特徴です。都心からのアクセスもよく、利便性の高いエリアと言えるでしょう。
足立区(平均家賃9.24万円)
足立区は、東京都の北東部に位置し、人口は約68万人です。東武スカイツリーラインや東京メトロ千代田線・日比谷線などが通っており、都心へのアクセスは便利です。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:6.5万円
- 1K/1DK:7.1万円
- 1LDK/2K/2DK:8.7万円
- 2LDK/3K/3DK:10.9万円
- 3LDK/4K~:13.0万円
足立区は、都内でも物価が比較的安いエリアとして知られています。一方で、昔は治安があまり良くないイメージがありましたが、近年は改善傾向にあります。
下町情緒あふれる雰囲気が魅力で、商店街も充実しています。若い世代を中心に人気が高まっているエリアです。
江戸川区(平均家賃9.54万円)
江戸川区は、東京都の東端に位置し、人口は約70万人と、23区内で最も多いです。都心からは少し離れますが、都営新宿線や東西線が通っており、都心へのアクセスは悪くありません。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:6.0万円
- 1K/1DK:7.0万円
- 1LDK/2K/2DK:8.7万円
- 2LDK/3K/3DK:11.5万円
- 3LDK/4K~:14.5万円
川沿いに公園が多く、自然を感じられるのも魅力の一つです。治安も23区内ではまずまずで、ファミリー層に人気のエリアとなっています。
練馬区(平均家賃10.02万円)
練馬区は、東京都の西部に位置し、人口は約73万人と、23区内で2番目に多いです。西武池袋線や東京メトロ有楽町線・副都心線などが通っており、池袋へのアクセスが便利です。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:6.3万円
- 1K/1DK:7.3万円
- 1LDK/2K/2DK:10.5万円
- 2LDK/3K/3DK:12.2万円
- 3LDK/4K~:13.8万円
練馬区は、23区内では比較的家賃が安いエリアですが、駅周辺の利便性は高く、大型商業施設も充実しています。ファミリー層や学生に人気のエリアです。
また、アニメの聖地としても知られ、アニメファンの間では有名な区でもあります。
板橋区(平均家賃10.32万円)
板橋区は、東京都の北部に位置し、人口は約56万人です。都営三田線や東武東上線などが通っており、池袋へのアクセスが良好です。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:6.5万円
- 1K/1DK:7.5万円
- 1LDK/2K/2DK:9.9万円
- 2LDK/3K/3DK:12.5万円
- 3LDK/4K~:15.2万円
板橋区は、23区内では中間的な家賃相場ですが、都心へのアクセスが便利な上に、自然も多く残っているのが特徴です。
また、商店街や飲食店も充実しており、生活利便性の高いエリアと言えます。ファミリー層や単身者まで、幅広い世代に人気があります。
23区外で家賃が安いエリア
23区外に目を向けると、都心部と比べて家賃相場がグッと下がります。自然も多く、ゆとりのある生活を送れるエリアが多いのが特徴です。ここでは、23区外で特に家賃が安いエリアを5つピックアップします。
23区外に目を向けると、都心部と比べて家賃相場がグッと下がります。自然も多く、ゆとりのある生活を送れるエリアが多いのが特徴です。ここでは、23区外で特に家賃が安いエリアを5つピックアップします。
青梅市(平均家賃5.22万円)
青梅市は、東京都の西部に位置し、人口は約13万人です。JR青梅線が通っており、新宿まで最短58分でアクセスできます。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:3.0万円
- 1K/1DK:4.4万円
- 1LDK/2K/2DK:5.3万円
- 2LDK/3K/3DK:6.2万円
- 3LDK/4K~:7.2万円
青梅市は、豊かな自然に恵まれ、都心とは思えないほどののどかな雰囲気が魅力です。都心へのアクセスは少し時間がかかりますが、リラックスした生活を送りたい方にはおすすめのエリアです。
あきる野市(平均家賃5.52万円)
あきる野市は、東京都の西端に位置し、人口は約8万人です。JR五日市線が通っており、都心へは1時間ほどでアクセスできます。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:3.8万円
- 1K/1DK:4.7万円
- 1LDK/2K/2DK:5.3万円
- 2LDK/3K/3DK:6.3万円
- 3LDK/4K~:7.5万円
家賃の安さが魅力の一方で、都心へは少し時間がかかるのがデメリットと言えます。しかし、自然が豊かで、ゆったりとした生活を送れるのは大きな魅力です。
秋川渓谷をはじめとする豊かな自然や、温泉も楽しめるエリアです。自然を満喫しながら、リーズナブルな家賃で暮らしたい方におすすめです。
武蔵村山市(平均家賃5.64万円)
武蔵村山市は、東京都の北西部に位置し、人口は約7万人です。多摩モノレールが通っており、立川駅まで18分でアクセスできます。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:4.0万円
- 1K/1DK:4.1万円
- 1LDK/2K/2DK:5.6万円
- 2LDK/3K/3DK:6.5万円
- 3LDK/4K~:8.0万円
武蔵村山市は、都心へのアクセスは少し不便ですが、家賃の安さが魅力です。市内には公園や緑地が多く、自然を感じながらゆったりと生活できるでしょう。
福生市(平均家賃5.76万円)
福生市は、東京都の西部に位置し、人口は約5万8千人です。JR青梅線が通っており、新宿まで最短45分でアクセスできます。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:3.5万円
- 1K/1DK:4.5万円
- 1LDK/2K/2DK:5.8万円
- 2LDK/3K/3DK:6.8万円
- 3LDK/4K~:8.2万円
福生市は、アメリカ人が多く住んでいることでも知られています。米軍の横田基地が近くにあるため、アメリカンな雰囲気を感じられるのが特徴です。
英語が通じるお店も多いので、外国人の方でも生活しやすいエリアと言えるでしょう。都心からは少し離れていますが、自然も多く、のんびりとした生活を送れます。
羽村市(平均家賃5.84万円)
羽村市は、東京都の西部に位置し、人口は約5万6千人です。JR青梅線が通っており、新宿まで最短45分でアクセスできます。
間取り別の平均家賃は以下の通りです。
- ワンルーム:4.5万円
- 1K/1DK:4.6万円
- 1LDK/2K/2DK:5.8万円
- 2LDK/3K/3DK:6.4万円
- 3LDK/4K~:7.9万円
羽村市は、都心へのアクセスと家賃の安さのバランスが良いエリアです。多摩川沿いに公園や緑地が多く、自然を感じながら生活できるのも魅力の一つ。
また、市内には大型商業施設や飲食店も充実しており、生活利便性も高いです。都心へのアクセスを重視しつつ、ゆとりのある生活を送りたい方におすすめのエリアです。
東京の家賃は高いと感じる方も多いかもしれません。でも、東京以外の地域ではどうなのでしょうか?各都道府県の家賃相場が気になる方は、以下の記事もチェックしてみてください。
▶︎ 日本で家賃が安い県はどこ?地方別の家賃相場を比較
【全エリア共通】東京で家賃を抑える基本的なコツ
ここまで、東京都内で比較的家賃が安いエリアをご紹介してきましたが、実際に物件を探す際は、そのエリア内でも家賃に差が出てきます。
ここでは、東京都内のどのエリアでも共通して使える、家賃を抑えるための基本的なコツをご紹介します。生活の質も考慮しつつ、家賃を少しでも安くするためのポイントを押さえておきましょう。
1. 駅から離れた物件を探す
駅に近いほど家賃は高くなる傾向にあります。逆に言えば、駅から少し離れるだけで、家賃を大きく下げることができます。
徒歩10分程度なら、それほど不便は感じないでしょう。自転車やバスを利用すれば、さらに範囲が広がります。
ただし、あまりに駅から離れすぎると、日常生活に支障をきたす可能性もあります。通勤時間や、買い物などの利便性とのバランスを考えながら、物件を選ぶことが大切です。
2. 鉄筋コンクリート以外の物件を探す
一般的に、鉄筋コンクリート造の物件は家賃が高めに設定されています。これは、耐震性や遮音性に優れているためです。
一方、木造や軽量鉄骨造の物件は、家賃が比較的安くなる傾向にあります。ただし、音や振動が伝わりやすいなどのデメリットもあるため、周囲の環境をよく確認してから決めましょう。
3. 大通りや線路の近くなど音が気になりやすい物件を探す
騒音は、家賃を下げる大きな要因の一つです。大通りや線路の近く、飛行機の航路下などは、家賃が安くなる傾向にあります。
ただし、実際に住んでみると思ったより音が気になるケースもあるため、事前に現地で確認することをおすすめします。防音対策が十分にできるかどうかも、チェックしておきましょう。
4. 狭い物件を探す
広さと家賃は比例する傾向にあるため、狭い物件ほど家賃は安くなります。1R(ワンルーム)や1K(ワンルームキッチン付き)など、コンパクトな間取りを選ぶのも一つの手です。
ただし、あまりに狭すぎると、生活に支障をきたす可能性もあります。荷物の量や、ライフスタイルに合わせて、無理のない広さを選ぶことが大切ですね。
5. 独立した洗面台のない物件を探す
洗面台が独立していない物件は、家賃が安くなる傾向にあります。洗面台があると便利ですが、ない場合でも、キッチンや浴室の水道を使えば、問題なく生活できるでしょう。
ただし、朝の身支度などで、洗面台が独立していた方が便利だと感じる方もいるかもしれません。自分の生活スタイルに合わせて、優先順位を決めましょう。
以上、東京都内で家賃を抑えるための基本的なコツをご紹介しました。
これらのポイントを抑えつつ、自分の生活スタイルに合った物件を選ぶことが大切です。多少家賃が高くなっても、快適に生活できる環境を優先するのもアリでしょう。
逆に、生活の質を大きく損なわない範囲で、できるだけ家賃を抑えたいという方は、これらのポイントを重視して物件を探すのがおすすめです。
シェアハウスやソーシャルアパートメントもおすすめ
東京で家賃を安く抑えたい場合は、シェアハウスやソーシャルアパートメントも選択肢の一つです。日本のシェアハウスやソーシャルアパートメントには、いくつかの特徴があるので、詳しく見ていきましょう。
日本のシェアハウスの特徴
日本のシェアハウスは、欧米のルームシェアとは少し異なる特徴があります。まず、個室の広さが比較的小さめで、6畳程度のことが多いです。また、家具や家電がある程度揃っているため、身軽に引っ越すことができるのが魅力です。
共用部分には、リビングやキッチン、バスルームなどがありますが、その充実度は物件によってさまざまです。比較的新しい物件では、ゆったりとしたリビングやオシャレなキッチンが用意されていることもあります。
一方で、古い物件では共用部分がシンプルなつくりのこともあるので、事前によく確認することをおすすめします。
日本のシェアハウスには、日本人だけでなく外国人も多く住んでいます。特に、留学生や語学学校の学生に人気があります。日本人と外国人がミックスで暮らすシェアハウスでは、国際交流を楽しみながら生活することができるでしょう。
外国人向けのシェアハウスでは、英語での対応が可能なスタッフがいたり、多言語での案内が用意されていたりと、外国人でも安心して利用できる環境が整っています。
東京都内には、外国人に優しいシェアハウスが数多くあります。安い家賃で、かつ外国人にも住みやすいシェアハウスをお探しの方は、以下の記事を参考にしてみてください。
▶︎ 東京都内の外国人フレンドリーなシェアハウス5選ー安い家が見つかる!
日本のソーシャルアパートメントの特徴
日本のソーシャルアパートメントは、シェアハウスと似ていますが、いくつかの違いがあります。まず、個室の広さが1K~1LDK程度と、シェアハウスよりも広めです。また、家具や家電も個室に完備されているため、プライバシーがしっかりと守られます。
共用部分の充実度は、シェアハウスよりも高い傾向にあります。オシャレなラウンジやコワーキングスペース、ジムやシアタールームなどが用意されている物件もあり、入居者同士の交流が生まれやすい環境が整っています。
ソーシャルアパートメントには、学生だけでなく、社会人も多く住んでいるのが特徴です。共用部分でのイベントやパーティーが定期的に開催されることもあり、新しい出会いや刺激を求める人に人気があります。
外国人にとっても、ソーシャルアパートメントは住みやすい環境だと言えます。入居者の中に外国人が多いことも珍しくないため、日本での生活に慣れていない段階でも安心して暮らすことができるでしょう。
実際に、東京都内には外国人に優しいソーシャルアパートメントがたくさんあります。もしご興味があれば、以下の記事で具体的に紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
▶︎ 東京都内にある外国人フレンドリーなソーシャルアパートメント5選
ただし、シェアハウスやソーシャルアパートメントは、一人暮らしとは違った住まい方になります。プライバシーや生活スタイルに合うかどうか、よく検討してから選ぶことが大切ですね。
まとめ:東京にも家賃の安い部屋はある
東京は家賃相場が高いイメージがありますが、エリアによっては比較的リーズナブルに暮らせる場所もたくさんあります。
都心のエリアと比べると、生活利便性は多少下がるかもしれません。しかし、それぞれのエリアの魅力を探してみると、都心とはまた違った楽しみ方ができるはずです。
家賃を抑えることを最優先にするのか、それとも多少家賃が高くなっても利便性を重視するのか。自分のライフスタイルに合わせて、優先順位を決めていくことが大切ですね。
この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ自分に合った物件を見つけてください。
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